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「宙に輝け、満開の花」#26.

レコーダーが無事、新しくなりました。今時らしく、
ブルーレイデフォとか、容量1テラバイトとか。
操作も随分簡略化されましたが、CS録画予約設定したら、

電源が落ちない(涙)。ちなみにパナソニックディーガ。
いずれ色々と馴染んで来たら、分かるだろうか。
…電気代を気にする自分;。

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「月に啼く・前編」

「ちょっと昔話に付き合ってくれるかな?。」

途中で置いてきた仕事が気になるから、と穂波が
いそいそと持ち場に戻り、花咲も、さて自分もそろそろ
現場に戻らないと、と思った矢先のこと。

切り出してきたのは、秀人から、であった。
「俺の用事だった、と言えば、あいつら絶対文句
言えないしな。」それだけのことを普段してるから、
と半ば冗談めかしながらも。

「これ、人に話すの、花咲、お前が最初になる。
…誰にも言わないで墓場の中に持っていくはず、
だったんだけどな。」

何気に軽く流すような物言いを、普段からする人
である。しかし、今回に限っては、少しづつ、
いちいち確かめながら、言葉にしている。そんな感じを
受けつつも。何をどう相槌を打てばいいのだろう、と
模索していると。

「俺と、凪の兄貴とは、結構気が合っていた。」
相槌を待たずに話を進めだしたのは、やはり秀人だった。

「俺が基地に来たてで、、まタクマたちともどうやって
付き合えば良いのか、まだ分からなかった頃なんだが、
最初に打ち解けたのが、そのとき技師として機関室に
いたのが奴、だった。」

「え、そうなんですか。私はてっきり、最初からお二人
仲が良かったものとばかり。」花咲、言葉を返す。何とか
差し障りない方向で。
「今でも仲が良い、というのはまた違うけどな。運命共同体、
というか。今でこそ、こんなこと言えるけど、そのときは
チーフパイロットにはどちらが選ばれるか、でかなり張り合って
からな。」当時を懐かしむかのように、秀人。

「で、そのときは分からなかったが、別件でも既にタクマと
遣り合ってたわけ、なんだが。」
「…霧野先輩、ですね?」相手の思惑を確かめるように、花咲、
問いかける。

「ああ、そうだ。」秀人、あっさりと認める。
「タクマだけ、というよりも、チームの若手の野郎共のほとんどが、
競争相手だったというべきか。凪の兄貴、嵐士もその一人だったわけ
だからな。」
「凪ちゃんのお兄さんも、そうだったんですか?」
意外なところで出て来た名前に、花咲、驚く。
「霧野先輩、ご存知だったんでしょうか…?」

   <続く>

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