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スマイルプリキュア考察。メルヘン世界における「バッドエンド」とは?

「ジョーカーさんて、ピーターパンっぽくね?」
「みゆきさんの好みのタイプはピーターパン」

このところ、お世話になっている皆さんのあたりで
この、「スマプリ考察」がものっそ熱く盛り上がってます。
でも、ジョーカー=ピーターパン説最初に出した人は
本当に凄い。
(このキャラに『グレーゾーン』三ツ矢氏をキャスティング、
というのは類稀に見るGJではないかと。)

で、個人的に気になるところを、この流れで追いかけてみる
ことに。

・「バッドエンド」とは?
普通に考えて、「不幸な未来」。では、「不幸」とは?
自分も含めて周りの人たちが病や怪我に苦しみ、
死んでしまう。もしくは、天変地異や事件、事故で
に「普通の日常生活」が営めなくなり(ry)。

というのが、デフォルト。少なくとも、三幹部さんたちが
絵本の最後の頁を黒く塗りつぶしてる意味は、これと解釈
していいはず。

しかして。ジョーカーさんの推進する
「怠惰な未来」とは。

怠け玉の中。晴れた日。寒くも熱くもなく、丁度良い気候。
遊園地では、遊び放題、食べ放題。学校も会社もなく、
いつ寝ても起きても構わない。誰にも文句を言われない。
…これ、世間的には「極楽」とか「天国」とか言われてる
んですけど。

ということは。
三幹部とジョーカーさんは、目指しているところが違うのでは?
という疑問が沸いて来ます。一体どこに落としどころがあるん
だろう。

・「メルヘン」とは?
みゆきさんは、「メルヘン大好き少女」です。お気に入りの
絵本は、何度も読み返すくらいに。理由は、
「その度ごとに、新しい発見があるから。」

…この時点で、彼女は「変化」を肯定しています。
同じ物語から、違うメッセージを読み取るには、
視点が変わらないといけない。すなわち、「成長」
しているからこそ、違う視点で見ることができ、
以前には読み取れなかった「行間」を読み取る事が
出来得る訳です。

で、メルヘン大好き女子が嵌りがちな傾向に、
「現実逃避」があります。ヒロインのお姫様と自分を
被らせてしまう、といったような。少し前に流行った
「シンデレラ・シンドローム」とは違う気がしますけど。

ただ、彼女は「いつか王子様が現われて」というタイプの
メルヘン好き、でないことは既にご承知な訳で。
では、みゆきさんにとっての「メルヘン」とは何だろう。

・「故郷は、遠くにあって思うもの」
みゆきさんの、メルヘンへの処し方は、かなり個性的と
思われます。「自分がヒロインになりきる」もしくは
「境遇をダブらせる」ではなく、しいて言えば、
「おばあちゃんの田舎」。
小さい頃、そこで遊んだ懐かしい場所。大人になっても
たまには帰ることもあるけど、そこは決して
「本当の居場所」ではない。彼女のおばあちゃんのエピでも、
見事に証明されている様な。

で、そんなみゆきさんにとっての「バッドエンド」とは。

「成長しないこと」。「変化しないこと」。すなわち
「怠惰」そのもの。ここで、彼女達の倒すべき敵は
「ジョーカーさん」であることが明らかに。決して
「三幹部」ではなく。
(三幹部さんたちとは、方向が違うけど変化を求める
ところでは一致するので、いずれ共闘するのではないかと
憶測)

・ジョーカーさんがピーター・パン
目覚めても居ない「ピエーロ様」がお怒り、だとか、
何かと意味深な台詞が多いこの方。そもそも、メルヘンランドの
女王様が「お眠り」になった理由は、ピエーロ様とバトルした
結果だというし。

ピーター・パンとは。
永遠の少年。「大人になる」=成長することを拒んで、
「ネバーランド」に居続ける。もしかしたら、クイーンが
「ウェンディ」で、リアルに戻ろうとした彼女を引きとめようと
してのバトルの結果が「これ」だとしたら。
…それはそれなりに筋が通るような。
(彼女の今のお姿は巨女であり、且つ動けないですし)

「怠惰」の中では、「変化」は起きない。ずっと「今のまま」。
やっぱり、みゆきさんとは敵対、だな。

・「赤毛のアン」
有名な作品です。でも、他の方が触れられているように、
実は物凄く「後日談」が続く作品でもあります。
空想好きでおしゃべりな女の子・アンが成長して大人の女性に
なり、学校の先生となって結婚、母親となり妻となり主婦と
なる姿が追いかけられて。最後は娘の「リラ」が主人公に
なるという。

そういう意味では、「アン」と「ウェンディ」は同じ立場の
ヒロイン。そして、みゆきさんもそのお仲間だとしたら。

現在クリスマス商戦に向けて絶賛発売中?の「ロイヤルクロック」
ですが、「時計」を模しているけれども、どちらかと言うと、
「時刻を知らせる」のではなく、「残り時間を知らせる」
タイプのもの。ジョーカーさん的には、
「メルヘン時間にいられるのは、あと何時間」みたいな
ものだとしたら、やっぱり否だよな、という事で。

・「ペガサス」と「フェニックス」と「プリンセス」
ペガサス、の意味するものが「天を目指して駆ける」として。
プリンセス、の意味するものが「高貴なる少女」として。
では「フェニックスは何かと。
 「生命」「再生」。

以上をまとめると、
「成長する、進化する、生きようとする」パワーが、
「停滞する、退化する」のを打ち破る、というのが
今作のルーチンワークということに。

いろんな意味で、ニチアサ、全年齢対象にふさわしい
テーマということになるわけです。しかもこれは、今の
日本の現状にもシンクロしてくるわけであり。

…いや、相変わらず東アニ日曜枠は奥深いです、本当に。

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コメント

お世話になっております!

毎週TBなどありがとうございます~
いまごろ・・ というのも遅いかもしれませんが、うちのサイトからリンク貼らせていただいてもよろしいでしょうか?
と思いましてコメントさせていただきましたー

ご検討くださいませ! よろしくお願いいたします。

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