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「宙に輝け、満開の花」#17.

「八月の長い夜」

たまたまカーラジオから流れてきたこの曲。TM80年代の
作品ですが、(そういや自分、学生だった)「八月」って、
暑いけど実は「夜の時間」は長くなってる。曲の内容は
ぶっちゃけ「三角関係」ですが(おい)。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「で、敢えてこの企画を通すと。」秀人、相方に
半ば呆れたように物言い。
「ついでに、俺にも協力しろ、と。」忘れずに付け足す。
「勿論。お前なら引き受けてくれると、信じてるから。
どうしても人手が要るんだ。」タクマ、相方に、どうしても
協力してもらいたいから、何とでも言う。
「そりゃ確かに、この近所の花火大会にかこつけて、
この建物界隈を一般解禁すれば、当然『奴ら』は
何らかの方法で接触を試みてくるだろうからな。
でも、危険じゃないか?万が一のことを考えると。」
「危険でも、それだけの見返りは十分にある。」
「まあな。『奴ら』に関する情報がそれで手に入るのなら。」

反プロメテ計画組織団体「緑のカーテン」。事あるごとに
あれこれと「妨害活動」を「こちら側」に仕掛けてきたが、
そのほとんどが未然に阻止されてきた。
「未然に防がれてる代償に、こちらも『奴ら』の正体が
なかなか掴めないで居るんだが。」
「それで、トラップを仕掛けることにしたわけか。」

折りしも、この施設周辺は、花火を楽しむのに有数の
「隠れ見物スポット」とされている。近辺の住民への
地域還元策として、施設関係者と並んで、当日の
「施設解放」をすることに決めたのだが。

『奴ら』がこの、明らかに見え透いてはいるが、千歳一隅の
このチャンスを見逃すはずはない。かなりの確立で
「工作員」が潜入を図ってくるはずである。そう確信した
タクマは、相方である秀人に、「かなり強引に」協力要請を
したのだった。

「今更花火見物を楽しみにしてるわけでもなかったけどな。
まあこれで、『姫さんたち』をはじめとする皆さんを
人知れず警護出来るわけだからな。」
いいだろう、話に乗った、と相方氏。だがその代わりに、
「後でそれなりの報酬は貰うからな。」と付け足すのを
忘れずに。
「相変わらず、しっかりしてんな。」
「当然の権利だと思うがな?折角の眼福の機会と
引き換えなんだからな。」
やっぱり楽しみにしてたんじゃないか秀人お前、と
タクマ、心の中で密かにつぶやかざるを得なかった。

そして当日の夜。
施設関係者とその家族もしくは近隣の住民のみに
「花火鑑賞目的で」解放された施設の要所要所に、
表向き分からないように、人員が配置された。
勿論、防犯カメラもフル稼働させて。人員は
「万が一の有事の際」要員であり、その中には
当然、エース二人も居たのであったが。

「止めようよ。ほら、『立ち入り禁止』になってる
だろ?見つかったら、凄く叱られるぞ。」
「叱られるのが怖くて、面白いこと見つけられっかよ。
プロメテ計画施設なんて、そう滅多に入れないんだから。
見つかったら、逃げるかすっとぼけるかすりゃいいんだよ。」
「入るな」と言われれば、ますます入りたくなるのが人の常。
近所の悪たれ小学生達が、
「ちょっとした冒険」の悪巧みをしていた、その時。
小さな女の子を連れた、艶やかな浴衣姿の婦人が彼らに
声をかけてきた。

「ねえ君達。これ、『霧野さん』に届けて欲しいんだけど?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「おい君ら、ここから先は立ち入り禁止だ。」
「『霧野さん』への届け物、預かってるんです。」
VIPの名前を出されては、さすがにそれ以上の言及は
出来ず。
「おもしれーな。どんどん中へ通してくれる。」
「さっきの女の人、すげー人に違いないぜ、きっと。
俺達、ラッキー。」
悪童達、人の波に紛れて、調子に乗ってどんどん奥へ侵入する。
特別一般公開とあって、内部スタッフによる夜店サービスなども
あり、会場は人で混んでいた。
そんな時。

「おい。…お前、ストップウォッチ持ってるのか?」
「いや?何で?」
「チチチって、秒針の音みたいなのがどこかから」
もしかしてこれは。余りにもお約束だが、疑うとすれば
これしかない。
「さっき預かった、この箱しかないじゃないか!」
二人の背中に、大量の冷や汗が流れたのは言うまでもない。
「そこの坊主達。『霧野さん』に何を預かってるって?」

「うわ;『一文字タクマ』だ!」
…何気にその言葉の含みに、妖怪テイストが感じられたのは
気のせいとして。

「君達の行動は、最初からカメラで監視されている。
ばッくれても無駄だ。さあ、それをこちらに渡すんだ。」
「でも、これ、中から音がしてて。」
「音?じゃなおさら、こちらに渡してもらわないと。」
「でもこれ、預かり物だから。『霧野さん』に」
「何だって?」

「伏せろ!」
事態が膠着する中、例の「箱」を悪童から取り上げて、海の方へ
投げ込んだのは、秀人だった。

どっかーん……。
まるで打ち上げ花火のような爆発。どうやら、箱の中に
仕込まれていたのは、
「時限爆弾」ならぬ「次元打ち上げ花火」だったらしい。
勿論、点火する時と場合を間違えれば、大惨事をまねき
兼ねない代物ではあったが。

「ごめんなさい、勝手に中に入って…もうしませんから!」
事の重大さに驚き、謝罪する悪童達。
「間に合ったようだな。…これ、どうしたんだ?もう少しで
大変なことになるところだったんだぞ?何で『霧野さん』
当てだったんだ?」
「知らない女の人から預かったんだ。本当だよ!
『一文字タクマ』に会わせて上げる、って言われて!」

その頃。
すっかり夜の帳も下り、最初の点火を今か今かと
見物客が待ちわびていた、その時。

「最初から仕掛けって、珍しいですね。」
「そうね。…でも、そういう演出かもしれないわね。」
来海カメラマンの撮影を無事終えた、オペレータ嬢と後輩の
二人は「イレギュラーな花火」を満喫していたのであった。

    <了>
一話にまとめたかったので、長くなりました。そろそろ夏も
終わり、のはずだし。

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コメント

こんにちは(^0^)/

(で、敢えてこの企画を‐)→久しぶり秀人、タクマの絡み合いで、モチベーション上昇♪秀人が(その代わり報酬は‐)やっぱりこの二人の会話は、いっつも秀人が[〜だろ〜タクマ?]的で;そのあとでタクマが必ず心の中で
[やっぱり楽しみにしてたんじゃないか]→48話みたいな雰囲気なんですよねー
でぇ、(海の中へ投げんだのは秀人)→肝心な時はいつも30話みたいな秀人の活躍。

なんだか[緑のカーテン]そっちのけで、2人エースが頭をぐるぐるまってますぅ…

私事ですが月曜日から頑張れそっ!

こんにちわ。コメ有難うございます。happy01

久しぶりにエース二人の話です。この二人が動き回る話は、書いてるほうも楽しいですw。
>久しぶり秀人、タクマの絡み合いで
 恐らく秀人が言いだしっぺならば、タクマは上手い事秀人に丸め込まれそうな気がw。
(秀人の方が世間慣れしてますからね)そういえば、秀人が楽しみにしてたのは、
「女子達の浴衣姿」であって、「花火」はついでであることがこれで判明してるw正直だwww。

>肝心な時はいつも30話みたいな秀人の活躍。
 それが秀人クオリティw。
(何で霧野さんは(ry))

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