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「宙に輝け、満開の花」#14.

身内話で申し訳ないですが、今年の夏は新盆です。
とりあえず、「燈篭」がいる、と言うことなので、
まずは揃えました。後はお寺さんの段取りだな、と
思いつつ。

…夏だな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「天上の青の星・2」

その時。緊急連絡、鳴り響く。
「ハッキングです。何者かが外部からネット回線を
通じて『イライザ』のシステム中枢に不正アクセス
した模様です。」

オペレータである霧野嬢。手近にあるキーボードを
叩いてモニタ画面を確認するが。ブルー画面が一面
びっしりとローマ字の海に埋め尽くされている。
「これ、今だけじゃないでしょ?…もしかしたら、
もっと前から回線に侵入されていて、一定の時間が
来たら事を始める、みたいなのじゃない?」
「残念ですが、その可能性がかなり高い模様です。
今、開発が犯人を追跡と、プログラムの復旧に全力を
あげていますが。…大変です。中央への配電に支障が
出て来たとの連絡が入りました!」
「何それ!首根っこを押さえるプログラムだって
ことじゃない?追跡どころか、最悪、この施設の全稼動が
ダウンして、今まで蓄積してきた全てのデータが破損する
かも知れないじゃない!」

情報部とやり取りをしている間にも、モニタ画面には
意味不明のローマ字群が大挙して押し寄せる。明らかに
サイバー攻撃である。しかも、最強レベルの。

「このままだと、後数十秒でシステム末端からダウンです!」
「開発は何をしてるの?!…っていうか、こちらからの
オペレーションが全て無効なんだけど!」

空調が停まり、照明も次々と落ちだして。
努力の甲斐もなく、いよいよ「終わりの始まり」が来るかと
覚悟したその時。

「システムダウン、回避されました!これより先は、復旧と
犯人の追跡にまわります!」
モニタ画面、相変わらずブルーであるが、それでもシステム言語の
羅列に戻ってきた。

「…間に合ってよかったです。」
「え?!」
霧野嬢。振り向くと、技術科に配属されたばかりの新人が、
モニタ画面を食い入るように見つつ、ありえない速さで
キーボードを叩いている姿が、そこにあった。

「それ、どういうこと?『イライザ』のプログラムは通常
ブラックボックスにされていて、開発者以外は触れない
ように、厳重に管理されているはずだけど?」オペレーションに
携わってきたものとして、新人に問うと。

「ええ、メインはそのとおりですが、そこに至るまでの
ルートを、非常時に備えて『裏』も作ってたんです。
つい先ごろ完成したばかりで、まさかこれがテスト兼ねた
実践になるとは思いませんでしたけど。」
「…何を仕掛けてたの?」まずは聞く、先輩。そもそも、ここの
プログラム開発チームにしても、実績と経験から選ばれた人間で
構成されている。その彼らの裏をかくが如く、非常システムを
開発・起動させることができるとは。

「まずは、非常時に最低限、動力を確保するように、『イライザ』
の管理から外れたネットワークをプログラミングしました。これは
外部ネットワークとは隔離してます。もともと自分の方でベースを
作ってたのですが、上の方々が興味を示されまして。あくまで
「テストパターン」と言うことで、運用許可を貰いました。
…平常時には、全く必要のないものですから。」
「貴方、伴太君の元に配属されてたのでは?」
「もともとはシステム開発の所属なのですが、研修と言う名目で
整備課に来ていた者です。どこに何の機材があるのか、現場を
知っておけということで。」

キーボード操作の手を緩めることなく、質問に答えていく
新人・雪城穂波。その間にも、次々とシステムは復旧し。

「それと、これは上の方にも内緒だったのですが、あくまでも
緊急時対策と言うことで。」
「何をしたの?」得体の知れない心配に襲われた霧野嬢。
勇気を奮って、後輩を問いただすと。

「ハッカーを追跡する際、たどり着いたら、向こうのプログラムを
破壊するように組んでるんです。なので、取り合えず、向うからの
形勢を崩すくらいは役に立ってると思います。そろそろ、「向う」に
ついたころかも。今頃、どこかのサーバが使い物にならなくなってるはずです。」
「何てこと…。」目の前の、一見幼げに見える後輩の「実力」に
当惑してると、追い討ちが。
「だから、そんな『イライザ』が計算した情報は当てにならないです。
皆で取り掛かって、伴太さんが戻るまでには終わります。」

一方、その頃。
政府中枢のサーバが、いきなりダウンという『事件』が起きて
いたのだが、何故だか報道すらされなかったのは。

「穂波ちゃん、凄いよ…。」
二人のやり取りを聞いていた花咲の、正直な感想。そして。

「コンピュータは、万能ではない。最後は人の力」を
身をもって示した後輩の出現に、霧野嬢。なにやら足元を
揺るがされた気分に陥ったのは、このときが初めてであった。

      <続く>
穂波さんは、元はメカニック整備キャラだったのですが、こんな
風に落ち着きました。

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コメント

こんにちは(^0^)/

(コンピューターは万能ではない、最後は人の力を)→あーあ、リサ、ギャフンギャフンでしたねー凹

(びっしりとローマ字の海に埋め尽くされている)
(この施設の全稼動がダウンして今まで蓄積してきた全てのデータが破損するかも)→この時の霧野さんの心情、よーくわかる。
私も、サーバーと数台のPCで、お客様にサービスする仕事があり、停電やの、フリーズやのになったら、バックアップ機能がイマイチなんで、たちまち化け文字ローマ字ぐちゃぐちゃ画面なりますから…

霧野さんの焦りとイライザの様子がひしひしと描写されて、私も焦りましたわ。
(だから、そんな『イライザ』が計算した情報は当てにならないです)→ひょっとしてイライザより彼女のほうができる自信のもとで、こんな発言を?

本来なら霧野さん、助けてくれてありがとうって言わないといけないんだろーけど、〔そんなイライザ〕なんて言葉で切り換えされたら何だか感謝よりも…ねぇ。
今回はちょっとリサちゃんかわいそうかな:

伴太さん、帰ったらどんな風に新人に声をかけるんだろー?

こんにちわ。コメ有難うございます。delicious
>リサ、ギャフンギャフンでしたねー凹
>今回はちょっとリサちゃんかわいそうかな:

 霧野さんには誠に申し訳ないのですが、これから暫く、彼女的に「かなり」厳しくなる展開を予定してます。(おい)なので、これはまだほんの序の口。(汗)と言うか、これも伏線と言うか。
 本編でも、彼女は何でか「コンピュータのオペレータ」であることに、物凄く執着している節があるので;。(職業人である以上に)

>ひょっとしてイライザより彼女のほうができる自信のもとで
 平常時ならまだしも、物凄く信頼できない状態での計算結果だったので、自信、と言うよりは可能性の高さでの判断かと。ただ、新人が先輩に対して言う物言いの態度ではないのですが;。

>伴太さん、帰ったらどんな風に新人に声をかけるんだろー?

 思わず次回の伏線w。

ではまた。

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