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「白紙の未来はそれぞれの色で描くもの、だから」(後編)

今度こそラストです。でないと黄瀬さん、間に合わないw。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「貴方達の笑顔と未来は、私が守ります!」

圧倒的な量で攻撃を仕掛けてくる「敵」。
そればかりでなく、パイロットの「技量」までもが
戦線に影響を及ぼしている。サテライザー本体のスペックで
なんとか持ちこたえているものの、それも戦局的に優位に
立てる条件というよりは、多少の時間稼ぎ以外の何者でも
なかったというのが。

改めて、自身の腕の未熟さと経験値の少なさを思い知らされる
タクマであったが、今それを理由に退却できるわけではなく。
自身の安全と基地のそれ、もしどちらかを選ぶのならという、
かなり厳しい状況に追い込まれつつあった。

そんな折。「敵」からの流れ弾の一つが、運悪くサテライザーの
コックピットめがけてきたのに気づくのが、ほんの少し遅れた。
「しまった!」
形勢を立て直すにも、時間がない。もはやこれまで、と思った
その時。

弾道の横から、流れ弾めがけて「蹴り」を入れてくる人影が。
「スマイルプリキュアキーーーック!!」

信じがたいことだが、弾道は90度きっかりそれて、はるか
下方で爆発した。
「一体何があったんだ?」
思わず外を見たタクマの目に映ったのは。

「未来に輝く一筋の光!キュアピース!!」

逆光ではあったが、長く豊かな金髪を高く結い上げておろした、
黄色のミニドレスを纏った少女が、こちらに向かって微笑んで
いた。
「もう心配ありません、タクマさん。私が攻撃するための
『隙』を作りますから。」

何でこんなところに女の子が居るんだ?とか不可解極まる現実を
すぐさま受け入れられなかったタクマだったが、
「私が、貴方達の笑顔と未来を守りますから!」という
『彼女』の言葉とその『笑顔」を見たときに、
『彼女』が何者であるかだけは、はっきりと認めることが出来た。

やよいちゃん?そうだろう?何でこんなとこにそんな格好で
いるんだ?というか、そんなことしたら、死んでしまうぞ!

タクマの言わんとしてることを先読みするが如く、ピースさん。
「大丈夫。こんなことで死にませんから。だって、私は
『伝説の戦士・プリキュア』ですから。」再びにっこりと
笑ってみせた後、くるりと背を向けて「敵」に向かっていった。

「敵」、ピースさんを追いかける。走るピースさん。
「もう少し、もう少し」常人ではありえない速度で走る少女。
追いかける「敵」。「敵」のコックピットが見えるくらいの
至近距離に迫ってきた、その時。

「プリキュア・ピース・サンダアァァァーーーーー!!」
雷撃降臨。敵、突然の高圧電流攻撃を受けて、立ち往生。電気系統
やられて、操縦不能状態に。
「早く、今のうちに!」
「そんなことしたら、君も巻き込まれるぞ!」
「大丈夫!全力で逃げ切りますから!」ついでにダメ押しを。
「貴方を待っている人がいるんですから!」

チャンスを逃すな。鬼教官の教えが脳裏をよぎる。そうだ、
自分が今なすべきことは。
「ごめん、生きていてくれ…!!レーザー・バルカン!」
銃撃をここぞとばかりに打ち込む。敵機、抵抗できないまま、
爆裂。…鎮圧任務、完了。
サテライザーの、「奇跡の勝利」に沸くブリッジ、ではあった。

~~~エピローグ~~~~

「タクマ!…居ないの、やよいちゃんが、何処にも。
その代わりに、これが資料室に。」
戦地から辛くも無事に帰還した(当然、無断でサテライザーを
出した件については、ペナルティを課されているのだが)
同僚に、霧野嬢。
見れば、彼女はスケッチブックを抱えている。
「これは…?」

『霧野さん、タクマさん、そしてジャスダムのクルーの
みなさんへ。
勝手にやってきた私に良くして下さって、有難うございました。
実は私は、皆さんより、少しだけ未来の時代から来ました。
なので、みなさんがこの先どうなるのか、少しだけ知ってます。
でも、神様でもない、普通の女子中学生な自分が、皆さんの
物語の未来を決めるのは、身に過ぎたことだと思いました。

白紙の未来は、他人ではなく、自分で描いていくものだから。

なので、私も自分の物語を描きに、自分の時代へ戻ります。
本当に、本当にありがとうございました。

                    黄瀬やよい』

スケッチブックに、サテライザーの絵の次のページに書かれていた、
黄瀬さんからのメッセージ。どうやら彼女は、喧騒の最中に
「現われた場所」から「元の時」』に戻ったらしく。

「…やっぱり、そうだったんだ。」つぶやくタクマ。
「どういう事?」怪訝そうに尋ねる霧野嬢。
黄瀬さんが、「伝説の戦士・プリキュア」だったことを確信した
タクマ。でもそれはブリッジ越しに成り行きを見守っていた
霧野嬢にはどうやら見えていなかったらしかったので、敢えてそこは
触れずに。

「ほらこれ、『さようなら』とは書いてないだろ?やよいちゃん。」
そういえば、と思わず納得する霧野嬢。
「少しだけ未来から来たんだったら、俺達が大人になったら、
また会えるかもしれない、だろう?じゃあ、
それまでに、『成りたい大人』になってようぜ。」
突拍子もないことを、いきなり何を言い出すんだ、と思った
霧野嬢。でも、何か根拠に基づいてる感大有りの、彼の言葉を
聞いて、

「…そうね。」と思わず同意の相槌を返したことは言うまでもなく。

「またいつか。どこかで。」

    <了>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
終わりました。何とか間に合ったみたいですw。
ではまた。

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コメント

こんにちは(^0^)/

(未来に輝く一筋の光キュアピース、プリキュアピースサンダー)→いやぁ、やよいちゃん、大活躍でした;タクマの攻撃、レーザーバルカンとプリキュア攻撃のコラボ、いいじゃあないですか!

(私が貴方達の笑顔と未来を守りますから)→スマプリのコンセプトをダンに入れ込むと、また違った方向性と展開になるわ:やよいちゃんの最後のダメ押しの言葉のように、ジャスダムチームでのいろんな人間関係を、こんな風に、時々導いて欲しい、やよいちゃんなのだ。

やっぱり適役はやよいちゃんでしょー。

〔今朝のやよいちゃんは、そーいえば他のメンバーと比べたらお疲れのようで…まあ、敵がおばあちゃんでよかったかもね〕

こんにちわ。コメ有難うございます。happy01
>やよいちゃん、大活躍でした;
 実はコラボ二次は3年目なのですが、プリキュアさんとガチ共闘は初めて、だったりします。ピースさんの設定的に随分助けられた感が。

>やっぱり適役はやよいちゃんでしょー。
 今回の目的は、「恋愛と死亡フラグの立たないゲストヒロイン」と言うのもありました。霧野さんが愛でる女の子、というのも居てほしかったですし。

※ここだけの話ですが、タクマ母(回想の奴)は何気になおさんに似てらっしゃる気がw。

いつか「やよいさん5歳」と「霧野さん6歳」を一緒に描いてみたいという野望がw。こっちこそガチ姉妹でいけそうですしww。

>今朝のやよいちゃんは
 うちのほかにも、沢山行ってらっしゃるところがあるんですよw。(そしてそのレポートは夏のビッグサイトで薄くて高い本となり;)

ではまた。

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