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スマイルプリキュア!#19.5.

「ドキドキ!やよい、ひみつの司令室へ行く!!」


さて、今日は放送がお休み、という事で、きっと黄瀬さんは
ここぞとばかりに「ひみつ図書館」経由で色んな
「司令室」を訪問してられるかと思うとw。でこんなところにも
来訪されているんだろうな、と思いつつ。行く先々で色んな
ハプニングに巻き込まれながらも、さて無事に帰れるか、と
言うところです。では。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「えーっと、ここはどこだっけ…確かあたし、
『ジャスダムの司令室に行きたい』って強く思った
はずなんだけどな…。」

黄瀬やよい、14歳、七色が丘中学校2年生。
特撮ヒーロー大好きで、趣味というか、特技は
絵を描くこと。最近は友人達と密かに
「スマイルプリキュア」として、世界を黒くバッドエンドに
染めようとする悪い奴らをやっつける、「美少女ヒーロー」
もやってたりしてますが。

そんな彼女。いつぞやはどうやら「司令室」に行きたかった
のに、どうやら大泉のスタジオに来てしまったリベンジを
図ろうと、具体的な場所まで指定した、はずなのに。

黄瀬さんが現われたのは、「司令室」ではなく、どうやら
「資料室」だったらしい。周囲は薄暗くて、書庫や書類、
恐らくは超国家規模プロジェクトである、
「プロメテ移住計画」関連の、「最重要機密」が保管されて
居ると思われる場所。うん、いかにも「ひみつ図書館」さん的に
お約束だw。

「書類とか、ファイルが多いんだ…。そうか、この時代は
データは記憶媒体に焼いておくんじゃなくて、まだ紙が
多かったんだ…。それにしても、何でそんな大事なものを、
無造作に机の上に置いたままにしたり、引き出しなんか、
鍵すらかかってないし…。セキュリティ、甘かったんだな、
この時代って。」時代もそうだけど、ジャスダム基地自体、
かなりセキュリティが甘いことは、某御大のコミカライズでも
実はネタになっている、というのは;。

普通に平成生まれの黄瀬さん。何気に痛いところに
突っ込みを入れているw。

「今だったら、動画も書類も全部、コンピュータのデータ
で収まるよね、っと。…え?何?あんなところでフィルム
回して観てる人居る!アレが映写機って言うんだ、初めて
見たわ…って、何!どうしよう!!見てた人と目が合っちゃった
!!!」

黄瀬さん、驚くといったものではなく。
そこに居たのは、丁度その時キャプテン・ダンから
「パイロット候補」を外す、と宣言されて逆上し、
前後の見境なく「資料室」に殴りこみかけて(おい)
「最高機密」である「ダンガードA」の映像資料の
16ミリフィルムを、薄暗い室内で一人
「非公認上映会」を行っていた一文字タクマ、その人
だった。

「男の子、よね…。私より少し上、位かな。何だか
『ゴーバスターエース』みたいな設計図?物凄く
一生懸命見てるな、と思ってたのに。どうしよう、
忍び込んだの、ばれちゃった?!」
と思う間もなく、かの男子に口塞がれて。
「騒ぐな!お前、ドップラー軍団のスパイか?!」
「ええええええええええええ!!私、スパイに
間違えられてる?!」」

で、かのタクマはと言えば。
一方的な宣告を受け入れられず、ならば機密を掌握する
ことで取引してやろうと思ったのだろう。上に記した行動、
(もちろん重大なタブーなのだが)に打って出ていた。
もちろん、即座に司令部に通報され、既にブリッジ常駐メンバーが
この愚行を差し押さえるために現場に急行してたのだが。

「タクマ、そこで何をしている!」
「そんなことより、スパイがここに!!」
『ちょっとおおお…私、どうなるのおお…;』

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

「タクマ、何馬鹿なことしてるの!」ブリッジオペレータ担当である
霧野リサ嬢も、当然現場に向かっていた。
「何とかして、私がこの場を納めなきゃ!」
タクマの同僚で、幼なじみでも有る彼女は、
「彼の姉代わり」を自負し、また公認もされている。よって、
その義務感はかなりのものであったのは間違いではなかったのが。

彼女も含めて、その場に居たメンバーが目にしたのは。

どう見ても
「どこから迷い込んだのかはともかく、どう見ても普通の
女子中学生」を、後ろから口を塞いで動けなくしていると
いう、「日曜東アニ枠の主人公」にはあるまじき姿であった。

「タクマ…あたし以外の女の子に、何してる訳?」
突っ込みところ、そこですか;霧野嬢ならばそんなこと
してもいいのかと;。

その時。霧野嬢以外のその場に居た人たちは、信じられない
光景を目の当たりにした。

「人質」を取っているようにしか見えない、タクマに向かって、
つかつかと歩み寄っていくお嬢。しかしその背中には、かつて
見たこともない、怒りのオーラが沸き立っていた。

そして、タクマたちの目の前に立つと。

ばしこーーーーーーーーーーーーーーん!!!



左頬を、女子的にありえない強さで叩かれたタクマが、
文字通り「張り飛ばされて」床に延びる姿があった。

更に、「ありえない光景」は繰り広げられる。

「大丈夫?怖い思いさせてしまってごめんなさい。
もう心配しなくていいのよ。私が居るから。」
先ほどまで人質扱いされていた黄瀬さんを、しっかりと
腕の中に抱きしめてる霧野嬢。まるでこの人が
「ヒーロー」で、床と仲良くしているタクマが
「今回のやられ役さん」にしか見えてない;。

で、当の黄瀬さんは。
「一体どーなってるの?今度は物凄く綺麗なお姉様に
抱きしめられてるって;。この人、実は見た目より
結構胸、大きいんだ…って、そんなこと気にしてる場合じゃ
ないし;男の子向けのヒーロー物で、こんな超展開、
あって良い訳?!嬉しいことは嬉しいけど…。」
すっかり当惑されてます。でも、それは黄瀬さんだけではなくて。

「いくらなんでも、どうして主人公の俺を差し置いて、
女の子二人が仲良くしてるわけ?70年代男子向けコンテンツ
でそれはあるはずないだろ?」
タクマ、思い切り正ヒロイン様に抗議。もちろん、それは
その場に居合わせた「レギュラー男子陣」もほぼ同じ
考えであったのですが。

彼らはこのすぐ後に、驚愕すべき事実と鉢合わせることに。

「カメラが回ってなかったら、何しても良いの!
可愛い女の子が危ない目に遭ってたら、助けるのが
当たり前じゃない?だってこの娘、こんなに可愛いのよ!」

相変わらず、黄瀬さんを離すものか、と抱きしめてる霧野嬢。
その上で、こんな啖呵を切るものだから。いや黄瀬さんが
お可愛らしいのは、皆さん周知の事実ですが。だからといって。

「決ーめた!この娘、私のお客様!文句はないわよ、良いわね、
タクマ!需要機密盗み見しようとした貴方が悪いんだから!!」
「待てよ、リサ…!」

不幸にも床と仲良し中の同僚の目前で、黄瀬さんを資料室から
ブリッジへ連れて行こうとする霧野嬢。こっちの方が超展開じゃ
ないかい、という周囲の思惑をよそにして。

「お名前は?…やよいさん、ね。本当、可愛らしいこと。
ではやよいさん、こちらへどうぞ。私が案内するわ。」
思わぬ結果オーライ。
「流石はひみつ図書館、なのかな。…でも私、これから
どうなるんだろう;。返してもらえるのかな;」
黄瀬さんの長い一日は、まだまだこれから、だったりする。

    <了>
一応、話の締め、だけはいたしました。後半が要りそうな
感じではありますが。
何のことはない、
「黄瀬さんを愛でる霧野さん」を描きたかっただけです、はい;。

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コメント

こんにちは(^0^)/

スマイルとダンがコラボしちゃったら、えらく〔お笑い劇場〕みたいな感♪ですわ;でもこういうストーリー、番外編みたくがあってこそ、(ありえない光景)→(この人、結構胸大きい)→へーっ!リサってそんなボディやったんかー、大きな発見が出来るというもので…

(黄瀬さんを愛でる霧野さんを)→百合世界、私大好きなんで望むところなんですが、そんななかにも
(タクマ、あたし以外の女の子に何してるの)男女かんもチラリのぞかせてる部分にホッとしたりしてー。
いろんな方面から描写すると、いろんな色の印象が心に残りますわ。

こんにちわ。コメ有難うございますw。
>えらく〔お笑い劇場〕みたいな
 実はそのあたりを狙ってたので、どうやらうまくいったみたいで何よりですw。「宙満」がこの先シリアスになりそうなので、あえてこちらを目指しました。

>リサってそんなボディやったんかー
 実はこれも描きたかった(おい)。自分的には、彼女は「着やせグラマー」な人、という認識です。そのほうが周りの男子的にも嬉しいだろうし。(え)

>男女かんもチラリのぞかせてる部分
 霧野さんの基本なので外してはいけないw。

作者的には、後始末話がないと落ち着かないので、いずれこれはこれで締めようかな、と思います。

ではまた。

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