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「宙に輝け、満開の花」#10.

「未来予想図」と目の前にある世界との間には。1.

先ほどまで、現行作品レビューにて、ありえないくらい
「タクマ」が登場するので、腹筋崩壊しかけてました;。
「戦隊レッドのタクマ」とか、「仮面ライダーなタクマ」
とか、実現したらさぞかし楽しかろう、と思っていた
矢先のこと。非公認様で登場、というのが「いかにも」
だな、と思いつつ。

で、本作ですが、実は「父親が出来なかったこと」を
成し遂げてしまった後、タクマはどーすんだろうか?
というのを書きたいな、と思ったのがきっかけの一つ
であります。で、どうなることか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「お疲れ様」
夜分遅く、テレビの報道番組での特別コメンテーター
ゲストとして出演していたタクマが、旧ジャスダム跡地に
建てられた訓練基地に戻ってきた。出迎えたのは相方で
ある、秀人。もっぱら彼が新人養成の任を行っている
現状だが、これには訳がある。

自分たちの力で、新人達を選び、育て上げること。
そしてもう一つ。
自分たちの力で、プロメテ移住計画の是を出来るだけ
多くの人たちに、行渡らせること。
これらが、再び「具合の宜しくない」地球にわざわざ
「若手組」を送り込んだ理由である。

「プロメテ」が移住するにふさわしい条件を備えた
「新天地」としての情報が日を追うごとに送られてくる
ようになった現在でも、以前「反対勢力」は存在しており。

それ故に、いかにも「お偉方」然とした上層部の人間よりも、
今最前線で仕事をしている「若手」が所謂「広告塔」となって
広報活動をするほうが、良くも悪くも、明らかに世間の目を
集めることになる。

という事で、白羽の矢が立ったのは。というよりも、地球側
マスメディアからの「ご指名」があったのは、一文字タクマ
その人であった。

もちろん、彼自身、最初は著しく難色を示していた。
(一番手に負えなかったのは、当時からの彼を知るオペレータ
嬢であったことは言うまでもなく)
「裏切り者の息子」として、各方面のマスメディアから、それこそ
集団ヒステリーの洗礼を、たった6歳の天涯孤独の幼児に集中砲火の
如く浴びせられた彼は、はっきり言って、「業界」にまるで信頼を
おいてなかった。

だが、見事父親の雪辱を果たした上で、自身も
「プロメテに到着した宇宙パイロット」の実績を世間に見せ付けた
現在、「業界」に対する考えが多少たりとも変わっていた。

「出来る限り、子ども達向けの番組に出演させてください。」と。
もちろん、このあたりの交渉は自分で出来る訳でもなく、信頼できる
筋から派遣された「代理人」を通して交渉されたものであるが。

「一般向け」では、どのように編集されるか分かったものではないが、
「子ども達向け」では、まだそのような「小細工」はましであろう、
と。それ以前に、彼自身が、子ども達にじかに「思い」を語りたい、
という希望もあったのである。

蓋を開けてみると、テレビ番組の出演依頼のほかに、小学校から
大学まで、講演の依頼が殺到するように。もともと立ち回りの
器用でない宇宙パイロットの代わりに、彼の意を汲んだ「代理人」が
上手い事仕事を割り振っているのだが。

それでもある程度は「向うの要望」に応えないと、というのが
世間の義理である以上、「気にそぐわない」出演というのも受けざるを
得ないときもあり。今回はたまたま「そういったもの」の類で有ったらしい。

「悪いな、新人達まかせっきりで。でも、そっちの方が
羨ましいけどな。」
「だろう?楽しいぜ、こっちは。という冗談はおいといて。
どうしてもマスコミはお涙頂戴話が盛り込める 
『一文字タクマ』をご指名なんだから、まあ仕方ないか。」

「…本当に勝手だと思う。でも、逃げてるだけじゃ、向うに
侮られる一方だしな。敢えて請けて立つ、のも『大人の仕事』
だしな。」
タクマ、愛想笑いをして見せるも、心の中では疲れを隠しえなかった。

「父さんは、一体どんな風に、プロメテ計画を考えてたんだろうか?」

   <続く>
この章は、後少し続きます。

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追記。

次回の本編はお休みします。(プリキュアお休み週なので)

番外編、というか、スマプリさんとのコラボネタになることかとw。

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二次創作」カテゴリの記事

コメント

こんにちは(^0^)/

マスメディアに登場するタクマ…私的には以外な展開でしたわ;(マスメディアからのご指名があったのは一文字タクマ)
幼少時代に父親の事を週刊誌に掲載されてそれを大江戸博士に見せる場面がありましたが、その時はマスコミの影響が自分の生活まで左右したの…でもタクマってこんな性格なんですよね。嫌な事されてもいつまでも憎まないというか、ポジティブというか、それこそ逆に良い方向性へ導くキャラですよね。

(秀人もっぱら彼が新養成の‐)→非常に適役だと。
(1番手に負えなかったのはオペレーター嬢)→マスメディアに出る事でまたなんか揉めたんでしょーか?(代理人)→が、ひっかかりますけど、この方も何か原因の一つでしょーか?

‐私事ですが、仕事で先週は新人研修の先生をしました。大卒の男子で5人いまして、私が教えたのは名前がタクマでイケメンでした。改めてダンAの縁と運命的なものを感じ、そして今回のレビューは〔タクマ、タクマ、タクマ〕でしょう、深い繋がりが何かあるんだわー;〔あくまで勝手な自分の思い込みですけど、ダハハハ〕

こんにちわ。コメ有難うございます。
>幼少時代に父親の事を週刊誌に掲載されて
 これ、実は大江戸博士が週刊誌に寄稿したものだったそうで。博士もこのいきさつは怪しい、と思ってらしたんでしょう。タクマのこともあったにせよ。ラスボスはこの頃からドップラーさん確定ですけど。

>逆に良い方向性へ導くキャラ
 特別に意図してるのではないですが、結果としてこうなってます;。あの人はこっちの思い通りに動いてませんしw。

>1番手に負えなかったのはオペレーター嬢
 そのあたりをまた書きます。このお嬢さんも好き放題動く方ですが;。

>代理人
所謂「プロダクションがタレントにつけるマネージャー」さんです。例えていうなら、某戦場カメラマンさんの場合みたいなものかと。

>仕事で先週は新人研修の先生をしました
 うわ、思い切りキャリアウーマン様ではないですか;。ご苦労様でした。

>私が教えたのは名前がタクマでイケメン
 羨ましいw。個人的には、リアル「タクマ」君はイケメン度が高い気がしますw。

>深い繋がりが
 前述の某非公認戦隊様wでもタクマ祭でしたからw。何か絶対にありますってばw。

ではまた。

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