牙狼<GARO>~MAKAISENKI~ #12.
「果実」
ゲストは、スワンさんの中の人の実妹さん。姉妹で
女優で特撮出演、というのも何気に凄いんですが。
というよりも。こんなに大きな娘のいる母親役が
回ってくるようになられたかと思うと。
今回も、所謂「鈴邑零による、魔戒騎士仕事の話」
になるのですが。とりあえず、導入は
いきなり女子校に現われて、女の子を連れ去っていく
ちょっと危険な匂いのする王子さま!から入るところが
見せてくれますw。あれ、演技無しで絶対素だwwwww。
掴みは十分w。
零の今回のミッションは、この女子高生のお母さんに
取り付いたホラーを退治すること。なのですが。
確かに、ホラーに取り付かれたのは、交通事故が
きっかけであったにせよ、要素がてんこ盛りだったのは
事実であったわけで。
結構評判の良いパティシェな母親が、後を継ぐ、と言った
娘への態度が、かなり度を越していたのは明らかであり。
(ちなみに、こちらは母一人娘一人でケーキ屋さんを営んでる)
息子が父親の後を継ぐ、と言うのは、この物語の主軸ですが、
それと比べると、この母親は、娘の私物化が顕著、というか。
明らかに、「自分の理想のお人形」にしようと言う執着が
露骨、というか。
で、娘は束縛から逃げたい一方、母親を切ることは出来ない。
だって、お母さん大好きだから。お母さんのように
なりたいから。
そこに付け込んでなお、母親は、と言う負の連鎖。
「グレートマザー」と言うのでしょうか。自立を妨げる大きな
存在。個人的に大いに思い当たる節が多々ありましたので、
よくもまあ、こんな脚本を男性が書かれたものだと;。
零は、最終的には、母親ごとホラーを退治しますが。
娘。結構零にはなついてたんですね。小さいときからの
知り合いみたいで。ですが、母親を斬られて、
「私、貴方を一生許さない!」でも、零は余り動じずに。
「俺は、彼女の笑顔を守ったんだ。…未来のね。」
未来の笑顔。母親の「毒」に侵されない、彼女自身で
掴んだ幸福の笑顔。
恐らくこの母親さんは、生きていたら、何から何まで
娘を縛った挙句、私の宝物だから誰にも渡さない!と
ばかりに、娘の恋愛を次々と破壊して、挙句の果てに
娘の人生に丸ごと土足で踏み込んで私物化図ったのは
目に見えてますから。今はまだ十代で、そこまで分からないに
しても。
こういう母親、います。実際。程度の差はあれども。
なので、こういう実体験があるかないかで、今回の評価は
かなり分かれるのではないかと思います。
何れにせよ、「母親」と言うのは重い存在であるのは間違いなく。
(つい最近まで、自分もこの「娘」の立場だったのが、今は
「母親」の立場だしなあ。やはり考えますよ)
「家族のしがらみ」ものは、何気に鋼牙ではなくて零に、なのは
零の方がこのあたりを「読める」からではないかと推測。
久しぶりに、零が極甘党で、シルヴァ姉から糖尿を心配されてる
設定を思い出させてくれましたよw。
次回は、お待ちかねの邪美姉さまの登場。
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