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「ダンガードA最終話・ハーケン生存Ver.」後編・Cパート

最近の作品ではよくある、ED後の本編。
そんな感じを目指しましたが。

「霧野さんは、トニーさんと話が出来るのか?」がテーマだったりw。
まさか、続くとは思いもよりませんでしたさw。

~~~~~~~~~~
「ダンガードA」がジャスダムに無事、到着。
乗組員全員総出で「プロメテ到着寸前」の快挙に
大騒ぎしている頃。

サテライザーの格納庫に向かって、全力で
走り込んで来る影、約一名。リサ、その人が。

どう考えても危険極まりなかった「ハーケン救出ミッション」を
無事終えて帰還してきた「エース2人」にいち早く逢いたかったのと。
「絶対に死なせてはいけない人」に逢って、
「言えなければ死ぬまで後悔する」事を伝えたいがため、
だったのだが。
「タクマ!秀人君!!還って来たのね!」

サテライザーの操縦席から、一緒に乗り込ませていた
トニーも降ろしていた、丁度その時。
「この超難度ミッションの大本の依頼主」が格納庫の
入り口に、その姿を現した。
急いで走ってきたのだろう、息が上がっている。肩の
上下の大きさで、どれだけ慌ててきたかが分かるのだが。

今回は、勝手が違った。否、違いすぎた。
ほの暗い通路から、作業用のライトが煌々と点いている
格納庫の出入り口に浮かび上がった、姿が現われた刹那。

「え…?」
タクマの姿が、消えていた。と同時に、出入り口に姿を
見せたはずのリサも。
「何が有ったんだ?一体??」

「何て格好してるんだ?そんなので、ブリッジからここまで
やってきたのか?誰かに見られなかったのか?!」
タクマは近くの倉庫に、リサを隠していた。
いわゆる、「壁に片手付き」状態で。
「皆プロメテに気を取られてたから、あたしには誰も気づかなかったけど?
なんで、そんなに目の色変えて怒る訳?」
「…自分が今、どんな格好してるか、全然分かってないようだな?
ブリッジがかなり危険だった、て言うのは分かったけど…。
そんな姿で、野郎の前に現われるのは、いくらなんでも
無防備すぎないか?こっちも思い切り目のやり場に困るんだよ!!」
そう言い切って、顔を背けるタクマ。心なしか、上気してるのは、
怒りのせい、だけではないらしい。

「どんな格好って…きゃ!」
思わず、胸元を両腕で覆い、その場にしゃがみ込むリサ。
だが、色々と時、既に遅く…。

消火用のスプリンクラーが自動作動し、ブリッジ内は一面
水浸し状態になっていた。もちろん、その場に居たメンバーは
ほとんど攻撃のショックで気絶していたため、当然頭から
全身水を被った状態に。

オペレータ席に座った状態で、うつ伏せになって失神していた
彼女も、例外ではなく。気がついたときには、それこそ
「頭から全身ずぶ濡れ状態」であった。
ミッションそのものは非常に短時間であったがため、そのままの
姿で、格納庫まで走ってきたという。

相当な水量を浴びていたのであろう、髪は濡れそぼり、雫が肩に
流れており。当然内巻きのセットも綺麗に流れ落ちていて。

体の方も例外ではなく。首に巻いている水色のスカーフも、
薄物素材で仕立てられているピンクのミニスカワンピースも、
大量の水を含んで、体の線に沿ってしっかりと張り付いており。
なおかつ、上着が透けて、下着の線が克明に、鮮明に浮かび上がって
水滴が身体を伝って滴り落ちているその姿は、あらゆる年代の異性に
対して、かなり扇情的なものとなっていた。

それが、格納庫の煌めく照明の下に現われたのだから。
気がついたら、タクマはリサの姿を、他の2人に見られないうち
(と彼は思っている)に、倉庫に隠していた。

「それだけ、俺たちのことを心配してたって訳だから、
それは嬉しいけど…。でも、いい加減、自分が女だって事、
もっと自覚しろよな?でないと、本当に大変なことになるから!」
いくらここの連中が『紳士』と入ってもだな、『男』なのは
変わらないんだからな!」
自分でも的外れなことを言ってるのは、分かっていた。だが、
この「緊急時」、何か喋ってないと、自分が何しでかすか
それこそ自信が持てない。
今だって、「出来る限り露な姿を隠している」つもりだろうが。

それ、激しく「男をそそる」姿だから。危なっかしい。

自分一人だけなら、それこそ「千歳一隅のチャンス」だったろうが、
秀人が居る!それに、

トニー・ハーケンも居る、となれば。

何でこんな格好、あいつらにまでサービスしてやるんだよ!

とりあえず、丁度目先にあったバスタオルを、余りの恥ずかしさに
すっかり真っ赤になってしゃがみこんでるリサの肩にかけてやって。
先ほどとは打って変わって、落ち着いた口調で話しかける。

「風邪、ひくといけないから、まずは着替えろ。それから…。」
少しためらうも、タクマ、意を決して彼女の耳元で囁いた。

「こういうのは、俺の前だけにしろ!」

…後は言わぬが花、という事で。
   (了)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最初に言っておきます;まさかここまで
来るとは思いませんでしたさ;。

きっとこれは、微エロネタコメディオチ、になるかとw。
で、結局「次回に持ち越し」になったはず。
>「伝えたいこと」。
まさか「公式で気になった些細なこと」がここまで
来て、燃料投下になるとは思いませんでしたw。
中の人たちは、もはや勝手に動いてる状態に
なってきたみたいです;;;。

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二次創作」カテゴリの記事

コメント

(まさか、ここまでくるとは)→いえいえ、もうどんどんいっちゃってくださいませ、いきつくとこまで。

(体の方も例外ではなく−体の線に沿って)
これぐらい強烈なリサの描写、初めてではないでしょーか?〔プリキュアの花咲さんの時はほんわかラブリーってなリサだったよーな〕読んでて自分もドキドキしちゃったわー。

(自分が女だって事自覚しろよな、こういうのは俺の前だけに)→いいなーいいなーリサって、タクマからそんなこと言われて;私にも言ってほしーっ。

後で、秀人やトニーからも別の形で、秘密みたいな事言われてもうぐちゃぐちゃなリサにきっとなるんらー;

(緊急時、何しでかすか)これは人間の本能ですね:切羽詰まると、やることやってないとー!

またまたトニーに会えず、ですね。タメますねー(^O^)

自分のホルモンが活性されたよーな…レビューだわ…
追記ー(朴念仁なタクマ)キャハハハ、っぽいっっぽい(^0^)/

こんにちわ。コメ有難うございます。
>いきつくとこまで。
 あははw。そういえば、少年漫画って、これくらいはデフォだそうで。(なければ入れろ、と編集から言われるとか。)霧野さんは、ビキニよりも着衣のほうがエロスな方だと、後期EDのときからそう確信してますしw。

>これぐらい強烈なリサの描写、初めてではないでしょーか?
 自分としては初めてですが、「通過儀礼」的に考えてみて、周りの男子がそれなりに「何かある」のだから、彼女にも「女であることを強調するエピ」はあるべきではないかと。

>タクマからそんなこと言われて
 彼はもっと言うべきかとwww。というか、今後の日常において、そういうのはもっと有り得るだろうしw。女子的には「言われたい」台詞ではありますねwww。

>後で、秀人やトニーからも別の形で、秘密みたいな事言われて
 その前にタクマがきっと(ry)www。彼は基本、他の男子に対しては
「俺のリサに手を出すな!」みたいなとこ有るので。

何となく、「トニーさんにいつ会えるのか?」を引っ張るのも結構面白いかも、と思うように。
(こうやって、思っても見ない方向へ増殖していくんだ。わはは)「境界線上のホライゾン」も、「告るだけ」で1クール費やしてましたから、「何か言うだけ」で引っ張るのもありなのかも。

>自分のホルモンが活性されたよーな…レビューだわ…

 書いてる方もそうでしたw。歳関係ないですね、この辺りw。
 

こんにちは(^0^)/

この回、何回読んでも乙女心(乙女にしといてー)をくすぐるツボのポイントを押さえてるわー♪

(微エロネタコメディオチ)微→やっぱりそのあたりで押さえるんですね;
コメディオチ→トニーさん、今まで幸福な笑顔なかったから、〔いつも眉間にシワ〕ここいらで微笑んでいただきたいところですぅ。

再度のコメ、有難うございます。
インフルに罹ってしまい、ペースが落ちてしまってますが;。
(そういえば、最初のレビューやってるときも思い切りインフルしましたよ;免疫吸い取られてるんだろーか?)

>ポイントを押さえてるわー♪
「落としどころ」から逆算して書いたら、こうなりました、というか。短編はそういうところが出来るのがいいkな、と思います。

>ここいらで微笑んでいただきたいところですぅ
「笑うトニーさん」と「笑うキャプテン・ダン」は双璧をなすような。(おいこr)
キャプテンのほうは、劇場版であったのですが。
「笑うトニーさん」だけでも、話のネタになりそうな。

この「告リ話」は近いうちに落ちをつける予定、ではあります。
ではまた。

インフルエンザなっちゃったんですね(>_<)

今、猛威をふるってるから、誰かはインフルエンザになっててうつりやすいですよね:
レビューはゆっくりゆっくりで〔毎日あんなたくさんの感心します〕
お大事になさってね。

こんにちわ。お見舞いコメ、有難うございます。

>レビューはゆっくりゆっくりで
 有難うございます。文章はまだ書けますが、イラストのほうが気力でないというのがw。普段どんだけテンション上がってるんだろう、と思いましたが;。

いっそのこと、「告り」を一大イベントに仕立てたら面白いだろーな、と思ってみたり。(あはは)

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