第53話「愛!それは哀しく美しく」
さて、シリーズ最大の(でしょう)問題作です;。
仮にも「男児向け玩具販促番組」で、「ガチ百合」です;
(自分はこれ以上の『百合』を未だ観た事がないです。
いろんな意味で;)
もしくは、「プリキュアになれなかったお嬢さんたち」のほうが
まだ「らしい」かも知れない。でも、タイトル的には…;
この頃から「公式最大大手」だったかと思うと;。
ともかく、この前の回が、「戦艦を指揮する」という、
至極真っ当な「男子回」であったのとは落差が激しすぎる;。
まさかこの後で、
「ゲストヒロインリベンジ」が来るとは、誰も思ってないw。
全体の流れ的には、「軍団崩壊の序曲」っぽいのではあるのですが。
副総統父娘の殉職を悼む最中。
物凄く綺麗なお嬢さん二人が、総統閣下の前に直談判。
彼女らはジュディとミラ。フリーゼ嬢の「ご学友」。
死を覚悟の上で、敵討ちに向かわせてくれと懇願するが、
規則を破るわけにはいかないと、一蹴する総統閣下。
「女の友情は、時には男のそれをも上回るというが」
@総統閣下。えーと。つまり、
百合は薔薇を凌駕する。
で宜しいでしょうかw答えは聞いてないwww。とりあえず、
何だか物凄いことを公式認定されたことは確か。(おい)
それをも想定の範囲としたうちで、最後のメカサタン機を
強奪し、ジャスダムへ向かう二人。
フリーゼさんの亡くなる間際、脳波に著しい乱れがあったと聞いて。
「酷い事(いろんな意味で)をされたのでは。」と推測する
ジュディさん。しかも、その犯人を、「あの」エースパイロットと
仮定して。
「一文字タクマ…絶対に、許せない!!」
どうしよう;「絶許」モード来た;プリキュア的には
殲滅上等モード突入;しかも、こちらは全然勝てる気しない;
逃げて逃げてーーーー;(こらまて)
で、ジャスダム内ラウンジでは。
皆さん休憩モード。…お嬢さん2人が復讐の鬼となって
こっちに向かってるというのに;。嵐の前の静けさ。
でも、タクマは一人澱んでる。
フリーゼさんのことが堪えてる。そりゃそーだ。
自分が「あんなこと」をしなければ、彼女を死なせずに
済んだかもしれないのに。
「お前が悪いんじゃない」@秀人。…どの口が;;;;。
「仕掛けた」のは明らかに秀人なので。恐らく、
「事の真相」は二人の間で「墓まで持っていく」でしょう;。
でも、元はといえば、
「ドップラー派と戦争してる」ことが全ての元凶。
そんな折。小惑星発見したので、霧野さんが調査に向かう。
都合よく、地球と同じ大気があるそうで。(おい)
「ジャスダムの小娘の調査艇」を見逃すはずがない
「百戦錬磨のお嬢」たち。捕まえて捕虜にして(ry)!
…こう書くと、本当にアレなのですが;。
「私たちは、いつでも一緒よ。」3人の固い結束。
恐らくは、女子で在りながら「ハーケン特別隊」以上の
ものを要求され、悉く「3人で」乗り越えてきた
自信と矜持。当然、「オペレータでぬくぬくしてる
温室育ちのお嬢様」ごとき、即効落としてやるわ!
と、ジュディさんとミラさんは思った、はず。
場合によっては、
「フリーゼと同じ苦しみを味あわせて(ry)」とも
考えてたに違いない、はずだったのですが。
霧野さんも2人ほどではないにせよ、一筋縄でいかない
お嬢。なので、理不尽なビンタに猛然と歯向かった。
「フリーゼは、自分から感情のコントロールが出来なくなって、
死んでしまったの!」
そして、その若すぎる死を悼み、宇宙葬まで執り行ったこと。
では、何が彼女を追い詰めたのか?
彼女は、タクマの腕の中で息を引き取っていた。
「フリーゼが男に、ですって?ありえない!」
@ミラ。彼女は「女子校に良くある」タイプっぽく。
しかし。物凄い台詞だ;。
「タクマに聞けば、分かるはず!」
その場の女子全員意見一致w。このままいけば、
3人の女子に詰問攻めにあったんだろーな、タクマ。
(普通にホラーだ、男子的には)
『フリーゼとの間に、何があったのか、話しなさい!』
噂をすれば影。ご本人登場。
人質を帰して欲しくば、を、そのまま受け入れる彼。
地面に降りて、彼がメット外した途端。
…ジュディさん。何でそこで納得するんですかwww。
(フリーゼは、タクマに一目ぼれしたのね)
タクマはどうやら、もともと彼女の「ど真ん中ストライク」
だったらしいw。親友だからこそ分かる、「女の感」。
自分的には、
「ここに居る女子と、自分と『好み』が一緒」という事実に
笑いがこみ上げて仕方なかったりしますが;。
「タクマ来ないで!」必死に叫ぶ霧野さん。ジュディさん即座に
「彼が好きなのね?」…彼女の姐さんぶりに脱帽。
「で、あっちはどうなの?」@ミラ。いつ観ても
ここのやり取りは「素」が出てると思うw。
「…分からないわ。」これも本音でしょう。だってねー;
「お前が居ないプロメテなんて!」とか告っておきながら
ばっくれたりするから;。これだから男は(ゲフンゲフン)。
「でも、彼は私を見捨てたりしない。仲間だから。
ジャスダムは、命を大事にするのよ!」タクマは悪くない!
必死の弁明。
人質、無事釈放されて。そんな時。
トニーさんが攻撃しかけてきた。総統閣下からの命令。
「命令違反は、死を以って償え」と。しかも、
「メカサタンには、遠隔操作で自爆装置を仕掛けた」とも。
もう時間がない。覚悟はしてたけど。後は出来る限りの
ことをしよう。怖くはないから。だって、フリーゼが
待ってる。今度こそ、3人一緒に居ましょう。
永遠に。
女子2人が覚悟してた頃。
「向うは女の子だけなんから、威嚇して落とせばいいのよ!」
お姫様のお願い。何とかしようとする秀人が健気;。
何だかなあ。最後までジュディとミラの「思い」は
霧野さんには伝わらなかった、というのが。
「女の子」でも、彼女たちは生え抜きの「武人」であったわけで。
ならば、その矜持に応えるべきだった、と思うわけです。
それこそ、キャプテンならば、勝負を受けてたったはず。
しかも、エース2人とも、そこに気づかなかったというか。
「女の子相手に戦えるか!」
まだ「アオイ」から、なんでしょうけど。
結果。メカサタンの自爆特攻により、ダンガードA、腕部破壊の
「最大のダメージ」。「女の子たち」によって、しかも。
どれだけひどかったかと言うと、
「ジャスダムに帰れたのが奇跡」レベルだったそう。
「今度ばかりは、『女の友情』の勝利、だな」@大江戸博士。
この件で、一番衝撃を受けたのは、霧野さんの、はず。
日頃、「女の子扱いしないで!」と言ってるけれども実は。
「オンナノコ」であることを当然の権利として享受していた
だけだったという。
「大事な人のために、命をかける」とはどういうことかと。
自分がいかに恵まれた環境に居るのか、思い知らされたかと。
フリーゼさんたち。何かと手を重ねたり、手を繋いだり。
いかに絆が強い人たちだったかと。…霧野さんには、
こういう関係の人、今までいなかったんだろうな、きっと。
(つまり、素顔で対等に向き合える友人が)
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