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DVDシリーズ「惑星ロボ・ダンガードA」VOL.4(Disc8)感想・別枠。

第42話「異星人ノエルの微笑み」

さて、ノエルさん回です。ちなみに、彼女は
この回だけのゲストヒロインです。が、未だに
シリーズ最高傑作と語り継がれています。

確かに、この回だけで全体を図れ、というのはかなり
無理があるのですが、

日曜19時台の男子向け販促枠」という中で、これだけの
ことをした、というのは、当時かなり冒険だったかなと。

リア時。フツーにアバンチュールネタと思ってましたが。
どうやらそれだけではないのではないか、と再度見返して
の感想。

いや、お話としては、まるっと
「メリーアン」@アルフィーまんまです。気持良いくらいに。
オマージュの元が同じ、という話もある位なので。
(そういえば、この作品のラストも、仏映画を意識したとか
聞いたことがありますので、ルーツ的には確定かと)

「福音と救済の物語」としては。

まず、舞台は深い森。深層心理の比喩として
使われます。
そこで出会う、一人の少女。
「それはとっても嬉しいなって」

彼女は、母親と、自分自身の「贖罪」のために、
この辺境に「飛ばされた」という。罪を雪がなければ
故郷には帰れない、というが。

彼女自身は、母を罪人とは思っていなかった。
むしろ、誇りにするべきだと。
しかし、故郷の「掟」がそれを許さない。

異星人を愛したものは、裏切り者として扱われる。
罪を購うには、異星人の心臓を「大王様」に
捧げなければいけない。さもなくば、死あるのみ。

少年。少女に同意する。
「こんなの、絶対おかしいよ。」
「そんなの、僕が許さない。」

貴女が正しいのだから。

「本当の気持ちと向き合えますか?」
少女。迷いを振り切る。
「もう何も怖くない。」
「もう誰にも頼らない。」

私は、母と同じ生き方を選ぶ。
だって、私は「母さんの娘」なのだから。

「最後に残った道しるべ」
少年の危機を救うために、少女。
「奇跡も、魔法もあるんだよ。」
だがそれは、少女の命との等価交換。
だって、彼は、
「わたしの、最高の友達」なのだから。
「後悔なんて、あるわけない。」

少女、少年の目の前で消える。
少年、慟哭。

少女の姿、少年以外は誰も見ていない、という。
それでも、彼は信じる、彼女がいたことを。
あたかも「夢の中で逢った、ような…」

何気に「まどマギ」でまとまったのはさておきw、

ノエルさんにとっての、タクマとは。
母を正しいと言ってくれた、初めての人。

恐らく彼女は、生きて故郷に帰れるとは
思っていなかったはず。どう考えても、あんな
ところで「そういう生命体」に出会えるはずもなく。

そもそも、「彼女」は本当に「存在」してたのかも
怪しいような。
「私が触れば、凍り付いて死んでしまう」という台詞から
彼女は「冷凍能力のエスパー」かと思ってたのですが。
「水晶玉」で転送されたり、これが割れたりしたら
「彼女」自体が消えてしまったように、

「水晶玉」そのものが本体だったと考えられたり。
丁度「魔法少女」の「ソウルジェム」みたいに。

つまり、「罪人」の魂は「大王様」に「水晶玉」に封印されて、
「異星人の心臓」を手に入れたら、それを身体に封印することに
より、「水晶玉」から解放される、とか。

(要は、魔王星の科学力が高度な錬金術を誇るものである、
という前提ですね。しかも民族的にかなり美形である、と)

とにかく、そんな人を殺してはいけない。
母の誇りを取り戻してくれた人、なのだから。

一方、タクマにとってのノエルさんは。
最初は、「囚われのお姫様」。
無実の罪で「島流し」されている。
「自分が助けなきゃ。」男子特有の「騎士本能」
というか。
最後は、
「初めて、自分のことを命がけで護ってくれた女性」
=母性、の象徴、になるのかなあ。彼のリアルママンは
彼が3歳のときに亡くなっている、ということなので。

結局、「ノエル」という少女は実際に居たのかどうか?
でエンドですが。…やはり、野暮ですね、この論議は。

「全体の流れ的位置としては」
終章へのイントロというか。
決して「外伝」エピソードではなく。
「自分を大切に思ってくれる人」が居るとして、
その人に対して、自分はどうしたら良いのか?
を主人公に投げかける存在、というか。

総括。
やはり、難しいです、このお話の解釈は。
だから、今でも皆さんに支持されているのかも。

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コメント

この42話のノエルの回は、リア時に見てから、毎年クリスマスが来るたんびに思いださずにいられない回です。
当時、たかだか25分の番組がこんなに余韻を残す内容だったとは、本当に傑作だと思います。

自分を大切に思っている人がいるとして、その人に対して自分はどうしたら良いのか、まさに外伝というより全話のコンセプトかも;それはノエルに限らず、大江戸博士、ダン、秀人、伴太、リサ、(などなど)に対しても言えることですよね。

ひょっとしてノエルはもしかしてもしかしてリサ姉の心の化身
なーんて勝手な自分の妄想と解釈ですが…

24日クリスマスイヴには一人でこっそりまた42話を夜中でもじっくり見ようかなーと思っちゃったりして。

コメ有難うございます。

最終巻が早くもやってきますが、丁度いい時期なので、久しぶりに考察しました。なんとでも解釈できるのですね、このお話。なので、いつまでも結論が出ないと言う。模範解答がない、というか、全問正解というか。ただ、年齢によって思うことは変わるかな、といった感じです。

>たかだか25分の番組
前ふりと後話があるので、正味20分切ってます;最近だったら、幾原監督作品(ウテナとかピンドラとか)が、こんな風に考察する作風です。
(ちなみに彼はほぼ同世代)
あくまでも、「子供向けゴールデン」でやるところが凄いですよね、当時。

>ノエルはもしかしてもしかしてリサ姉の心の化身
六条の御息所さまですねw。良いかもwww。

>24日クリスマスイヴには
良いかも。円盤のいいところです。

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