劇場版・電人ザボーガー感想。
![]() |
![]() |
宇宙船別冊 電人ザボーガ― (ホビージャパンMOOK 421 宇宙船別冊) 販売元:ホビージャパン |
観てきました。
リア世代です。やっぱりあれでしょ、
「バイクに顔がついてて何が悪い!」というw。
「W」でのアクセル変形フォームでも、
「仮面ライダー」と言うより、「ザボーガーやん」と
ツッコミ入れてましたしw。
さて。
タイトルの語感がとにかく無性にカッコいい、
のですが、ロボ的には何気に、と言うのが
ピープロ作品(おい)。つか、いかにも
「ピープロ」だったのですが。
それが何故今、リメイクなのか。しかも、
「ゴーオン」の古原君登用で。と思ってましたが、
そうか、これも、
「あのときの作品、今の自分ならこう出来る」だったかと。
そう思う人は多数。中でも少数が同人やブログで二次創作。
公式で「二次」が出来るのは、本当に限られた成功者しか
いない現実で、井口監督もやっちゃいました。
古原大門の髪型がアレ、だったのは、やはり「時代」への
オマージュだし。キャストがそもそも、竹中直人氏に柄本明氏
と言うのが、既に方向性を決めている(おい)。
で、どう観ても
「あの時代の子ども向きエスエフ」テイストな
「ミスボーグ」のデザインが、
ここまで説得力あるエロカッコいいものになるとは。
これを着た山崎さんの漢気に免じて、次に繋がってw。
オリジナルキャラとかストーリーとかをあくまで
踏襲した上で、「今時のテイスト」をてんこ盛りにする。
表向きは「こうだった」けど、実は大人的には
「こんな感じ」だったのでは?と推測したものを
あえて暴露した、と言ったつくりでした。
「子供向けヒーローもの」である以上、見せては
いけない「黒」なあたりを、思い切って前に出す。
これは実はこうだったんだよね?そのとおり、と言った
具合。
ザボーガーと大門が、リアルで「兄弟」設定。ここと、
シグマ団の設定全てで、物語が語られてるのが吹っ飛んでる。
つか、そこから「親子」に繋がるか;。
…そういえば、先ごろの「ゴーカイ」でも炎神たちが
有り得ないことになってましたがw、もしかしたら
ここのところが繋がっていたのかもw。
で、大門が果てしなく真っ直ぐすぎる;。気の毒な
位に;。これも「ザボーガー」を得ることの等価交換
だとしたら、かなり厳しい代償なのですが。
国会議員あたりが、やたらと狙われて襲われて、と言うのは
このあたり、世相反映させてるかもしれませんが。
ヒーローがカッコいいのは、ほんのひと時で、プライベートは
お世辞にも、と言うシビアな展開、入れてくれました。つか
刑事さんたちが首になっていた、と言うのは衝撃。
でも、第二部。スタッフもそうですが、かつてのリア層が
ほぼ同世代。送り手も受け手も「同じ時代を生きてきた」
という。ヒーローの表も裏も、知ってしまった大人ですが。
それでも、やれば出来ることはある。そのくだりから、
ついには「巨大女子高生ロボ」から日本の壊滅を
救ってしまうという;。
(このジャンボロボ。何気に「ダンダンさん」に通じる
と思うのですがwww)
オリジナルと違い、とにかく
「綺麗なお姉さん」がビキニでアクション!という、ある意味
「男ドリーム」てんこ盛りだったのが嬉しい、というかw。
しかもこれ、全て「ロボット」設定。流石だw。
しかも、ラストのラストが。
「パラリンザボーガー」ですかそうですか。
「パラリン」は「パラリンピック」から来てますね、
多分。そこまで突き詰めるとは、何たる愛情。
いろんな意味で、「ライダー」シリーズ(最近の)とは
一線画してます。人間くさい、と言うか、泥臭い、と言うか。
でも、それが「ザボーガー」の色なのだから、いいんでしょう。
今、こんな時代だから、ザボーガーは蘇れたのでしょう。
少なくともリア世代の「ストライク」な方々は、是非とも
観に行かれますことを。
(トラウマとか関係無しに)
« 東映ロボットガールズ研究所・ガールズレポート#122. | トップページ | 世界一初恋2 #3. »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『ベイマックス』感想。(2015.01.07)
- 『アナと雪の女王』感想。(2014.05.11)
- 「獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ」 感想。(2014.01.19)
- 相棒(12)第10話元日スペシャル・感想。(2014.01.03)
- 「あまちゃん祭り」感想。(2013.12.31)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント