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スイートプリキュア♪#26.5(後編)

「ザックザク~!幸せの♪が一杯ニャ」(後編)

後編なので、まずはアイキャッチw。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15174270

「…大体分かった。『音符』を集めてるのは、猫さん達
だけじゃなくて、悪い奴らも狙ってるって言うんだな?」
タクマ、どこでも同じだな、と思いつつ。
「マイナーランドの『不幸のメロディー』の楽譜が
完成して、それが歌われたら、世界は悲しみに沈んでしまうニャ。
でも、ハミィは、セイレーンがそんな歌を歌うことのほうが
もっと悲しいニャ。」
「セイレーンって、大切な友達、だったっけ?」
「そうだニャ。今はバスドラ達のリーダーやってるけど、
本当は心の優しい猫だニャ。ハミィは音符を集めて、
セイレーンも一緒に『幸せの歌』を歌いたいニャ。」

「敵方にいる大切な人を、自分の手で助けたい」
そもそも猫がしゃべってること自体、かなり奇妙なことで
あり、音符がどうとか、しかもそれが自分が演奏することで
どうにかなるとか、内容は吹っ飛んではいるが。

そこにある、「想い」は同じ。ならば、取るべき行動は。

「分かった。じゃ、演奏するから、音符集めてくれる?
思う分だけ、取れればいいけど。」
「ありがとう、お兄さん♪」小躍りして喜ぶハミィ。
「タクマ、でいいから。」
演奏を始めようとした、そのとき。

「ハミィ!ここにいたの!って…え!どうしよう!
ハミィ、知らない人としゃべってる!」
「本当、大変だわ!今すぐ何とかしないと!…じゃ
なくて…響ィ…なんで全速力で走りこんできて、
普通でいられるのよ~」
奏、響の鬼体力を改めて認識。そういえば、彼女は毎晩
数キロ走りこみが日課だったっけ。

「え、と。ねえ、この子、君達の猫?」いきなり現われて
痴話喧嘩wを始めた女子二人に声かけるタクマ。こういった
「女の子達の会話」にかなり慣れていない人なので、思い切り
気圧されて;。
「あ、そうそう。私の猫です。ね、ハミィ?」響、とりあえず
その場を取り繕うと。
「大丈夫だよ、響、タクマは。いろんなこと、聞いてもらった
から。」
「え、じゃあの、音符のこととか?」
「うん、そう。だから、自分でよければ、協力したいな、と
思って。」
「まさか、私達が『プリキュア』まではばらしてないわよね?」
奏、一応ハミィに念押し。
「もちろんだニャ。」
「有難うございますw。本当に、いきなり初対面で無理なこと
言っちゃって。」響奏、お礼を言う。でもそのあとで、密かに。
「…男前だよね、タクマさんって。」「王子先輩のほうがw」
しっかりチェックだけは欠かさない二人でしたが、そんな時。

「その音符は、俺達が全て集めさせてもらう。」
キターーーーーーートリオ・ザ・マイナー。
「そんなに凄いパワーのある音符なら、なおのこと、
不幸のメロディーにいただきたい。…
出でよ、ネガトーン!!」

「うわ、何が起きた?!」
隙を突かれた。つい手を離していたトランペットを
「ネガトーン化」されてしまったのだ。
「何をしたんだ!これは死んだ仲間の大事な形見の
…そうか、お前達がハミィたちの敵か!」
瞬時にして、戦闘モード全開のタクマ。このあたり、
流石である。

「ほう、いつになく威勢のいい小僧だな。」@バスドラ。
何気にいつもよリ悪党モード全開。
「まあ、そんなところだ。さて、歌姫ご登場の前に、
『不幸のメロディー』をこのトランペットに演奏して
貰おうか」
「止めなさい!バスドラ!」
響奏、叫ぶも。

奏でられた、「不幸のメロディー」。
その旋律を聴いたものは、必ず「悲しみのズンドコ」
(@ハミィ)に突き落とされるという。が、しかし。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「…これのどこが『不幸のメロディー』なんだ?」
タクマ、おもむろにバスドラたちを睨み付ける。

「何だと?不幸のメロディーを聴いて、悲しくならない
だと?」
「一体何が悪いのだ?そんな人間は一人としていない
はずなのに?」
ファルセットたちも困惑。それ以上に。

もっと驚いたのは、プリキュアであるにもかかわらず、
「悲しみのズンドコ」に叩き込まれそうになった響奏。
「…あの人、あれ聞いて何ともないよ?」
「どういうことなの?もしかして」キュアミューズかも

「泣いて済むくらいで「悲しい」なんて、笑わせるな!
本当の「悲しみ」は、泣くだけじゃ済まないんだよ!
人間舐めんな!」
大きく啖呵を切るタクマ。彼のいわゆる「壮絶な」過去を
省みれば、確かにそのとおりであり。しかも、つい先ごろ、
「衝撃波」により仲間を屠られた彼にしてみれば、この程度は
幼稚なお遊戯程度のものでしかなかったのである。

「絶対に許さない!」
銃を構えるタクマ。ロックオンされるバスドラ。
もちろん大困惑。そりゃそーだ。「プリキュア」業界で
こんなガチ展開はありえないし。だがしかし。
相手は同じ日曜枠とはいえ、昭和のロボものの主人公様
である。そんな甘ったれた理屈が通じるわけもなく。

だがそこは伊達に歳食ってないバスドラ。空威張りで
見得を切る。
「わし等を撃つのは構わんが、「あれ」は元には戻らんぞ?
あれを元に戻す方法は、わしらしか知らんのだからな?
それでもいいのか?」

「ち…!」虚を突かれるタクマ。身動きとれず。
「俺が隙を見せたばかりに、久保のトランペットを
あんなことに…!」

「タクマさんの大事なトランペットをネガトーンに
するなんて!」
「絶対に許せない!」
響奏、レッツプリキュア、モジュレーション!

「あの子達は?」
いきなり背後から現われた、5段フリルスカートのミニドレスに
身を包んだお嬢さんたち。
「爪弾くは、荒ぶる調べ!キュアメロディ!」
「爪弾くは、たおやかな調べ!キュアリズム!」
「スイートプリキュア!」
「タクマさんのトランペットは、絶対取り返してみせる!」

「プリキュア…あの子達が。」呆然と見てるタクマ。まあ仕方ない。
彼の周りに、そういう女子はまずいないので。
(彼の周りでなくても、まずいないw)

二人して格闘するが、このネガトーン、オリジナルが
あれだけに、相当手ごわい。しかも、傷つけるわけには
いかないので、力技でねじ伏せるわけにもいかない。

そのうちに、「不幸のメロディー」に取り付かれるメロリズ。

「どうしよう、手出しできない。」
「せめて、あのメロディーを断ち切ることが出来れば」
そのとき、どこからか「虹色五線譜」が。悪の旋律を
断ち切った!

キュアミューズ。今回もまた、彼女はくどまゆさんと
一緒に、成り行きを見守っていたのだ。
「今だドド」偉そうだ、くどまゆw。

「駆け巡れ、トーンのリング!
プリキュア・ミュージックロンド!
1,2,3、フィナーレ!」

~~~~~~~~~~~~~~~
終章

「タクマ、ここにいたのね…。心配したんだから!」
いきなり到着した車から出てくるなり、聞こえてきた。
凛として涼やかであるが、同じくして煌びやかさを
感じさせる、恐らくは響奏とそう変わらない年頃の
お嬢さんの声。

「リサ!…ごめん、悪かった。たいしたことは
なかったから。」
「あったら困るの!すぐ一人でどこかに行ってしまうん
だから!もう少し自分の立場ってものを分かって
もらわないと」
「あの…。変な事聞くけど、今、ここに来たんだよな?」
「それがどうしたの?」
「さっき『プリキュア』って女の子達が、悪い奴らを
やっつけてくれたんだけど。
…キュアリズムって子、今日のリサに凄く似てたから。」
「は?」

説明しようw。
ぶっちゃけ実質の「デート」なので(おいこr)、霧野さんは
思い切り「戦闘モード」あげてました。
普段は制服、というのもあって、今回は
白地にピンクの裾フリルなリゾートワンピースに
白いパフスリープのボレロ。恐らくは女子力アップを
目指して、白いリボンのついた細めのカチューシャ
といういでたち。

…要するに、リズムさんのスカート丈をマキシにした、
そんな感じだったわけです。普通に清楚なコーデのはず、
だったのに。

「…怪物と闘う女の子の戦闘服って;」この人は一体
どこを見てるんだろう、もしかしたら物凄くむなしい努力を
自分はしてるのかも、と一瞬絶望しかけた彼女でしたが。

「悪くはないわねw。可愛いドレスで悪者退治って。」
…流石、ジャスダムチームの紅一点、というか;。

目の前で繰り広げられる、まさしく「夫婦喧嘩」を
目の当たりにした響奏。響、とりあえず、聞いてみる。

「あの。恐れ入りますが。もしかして。貴方は
タクマさんの彼女さんですよね?」

「え?」突然ふられた、ガチンコ勝負に、思わず
この御仁たち、ユニゾンで答える。
「そんなこと、ないから!!!」
「…分かりましたw。お二人がとーっても
仲が宜しい、ということが!」にんまりする響奏に対して、
思い切りうろたえているジャスダムのお二人;。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここは「調べの館」。音吉さんに場所を貸してもらい、
響奏さんとハミィ、そしてタクマとリサが。

「一緒にセッションしてくださいませんか?」
きっかけはコンサートの後、響から。
「ハミィから聞きました。私達も一緒に演奏
させてください。少し、時間を頂きますけど、
いいでしょうか?」
「いいわよ。話なら私のほうからつけておくから。」
タクマに目配せするリサ。
「いつも貴方、一人だから。…私が聴きたいの。
貴方が他の人たちと演奏するのを。」

タクマのトランペットに合わせて。
響奏の連弾ピアノ。そして。
「幸福の歌姫」ハミィの歌が重なる。

一つ一つの旋律が「組曲」となる。
違う個性が、一つの調和へと。
「こんな音符達、初めてだニャ」

「今日は有難う。色々と大変だったけど。」
「こちらこそ。わがまま聞いていただいて、
本当に嬉しかったです。ピアノの腕、磨きますから
そのときにまた、一緒に演奏させてください。」
「こちらこそ。楽しみにしてるから。」
本来なら、自分以外の女の子と親しげに話すタクマなど
見たくもないはずのリサが、何故だかそんなこともなく。
恐らくは、彼の穏やかな表情かと。

「結果オーライ、かな。響さんが北条夫妻のお嬢さん、
ていうのも凄いことだったし。」

彼女たちと逢う時は、またいつか。
(終わり)

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コメント

レビューと追記はBookmarkに登録して、仕事中でもすぐ見れるよーにしてますノ

「泣いて済むくらいで悲しいなんて笑わせるな 本当の悲しみは泣くだけじゃすまないんだよ人間舐めんな」神谷様ボイスでちゃんと聞こえる(^^)→タクマって自分が受けた痛み分以上に人の痛みがよくわかる、その気持ちがすごくあらわれた言葉だと思います:
なんかジーン…

ダンAのアイテム、パイプオルガン、トランペット、太郎→スプリキュアの元祖だったのかぁ〜(ドップラーとヘチの出演も掛け合いみたく、ひょっとこの二人は漫才?っぽく面白かった)
で、タクマってリサ以外の女子と接する時多くないですかぁ?ノエル、フリーゼとかっ、ついに奏響も(リサってぇ)

毎回のことながら、コメ有難うございます。
レビューと追記、結構な量をアップした覚えがあります;。なので、何というか、ブクマをしていただいてるのが申し訳ないです;;。

たまたま#9を再度見て、
「スイプリより『音楽』ネタを上手く使ってるな」と感心したのが、今回のきっかけ。偶然とはいえ、アイテムに妙な合致があるのが流石、「東アニ日曜枠作品」というか。

自分的には、タクマは今で言うところの
「オートフラグ立て機能搭載主人公」と捕らえてます。(おい)ノエルさんはともかく、フリーゼさんの場合は、どう見ても秀人がラスボスかとw。
リサの場合は。
きっと、タクマが「俺の(ry)」だったのでしょう。で、例外だったのがトニー君だったとw。
(流石に彼はそのくらいでは凹れませんでしたし)

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