「ガガ~ン!!音吉さんがさらわれたニャ!」
なんだか本編でもあったようなタイトルですが、
気にしないw。
いつものことですが、例によって
「ダンガードA」ネタですw。(こらまて)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
調べの館にて、パイプオルガンを前に
「幸せの調べ」を完成しつつある音吉さん。
でも、その顔には焦りが多少見られますが。
そんな時。
「調辺音吉、という御仁は此方かな。」
とりあえず下手に出てはいるが、声や態度には
かなり傲慢なものが見え隠れしている。おまけに、
決して大きくはないこの建物に対して、
不釣合いなくらいに不穏な成りの部下達を大勢
引き連れてきたのは。
「私は、世界的科学者にして、全世界的エリート集団
である」
「ドップラーさん、だな。名前くらいは聞いたことが
あるが、その御偉いお方が、こんなところに何の用事
だね?」
「私の名前を聞いたことがあるとは、話が早い。
是非とも、その腕前を見込んで頼みがある。
私専属の、いわゆる『宮廷楽師』になっていただきたい
のだが。」
「断る。」間髪入れずに音吉さん、返す。
「こういうことをやってるから、おのずとあんたの
噂も耳にしてる。あんたは指導を受けるどころか、誰の
指図も聞き耳持たないではないか?そんな人間の誘いなど、
自ずと正体が分かるというもの。あんたの目的は、ずばり。
人々を幸せにするメロディを奏でる私、という存在を
抹殺することではないのかい?いくら自分が最高と
信じて疑わない演奏でも、誰も耳を傾けない、それどころか
『止めて弾かないで山が崩れる!』などと罵られる現実に
対して、自己を省みないどころか、自分以外に賞賛されるものを
排除しようとするその性根。分かっていて誰が付き合うものかい?。
さあ、とっとと引き取ってくれ!。」
「ほう、そこまで言い切るとは。では望みどおり、『抹殺』
してやろう。ただし、ただ『殺す」だけではない。死より
もっと苦しいものを!。」
あの一文字断鉄でさえも、一時は己の手に堕ちたのだからな、と
不敵な笑みを浮かべながら。
「この男を、我が基地に連行しろ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「大変だニャ!音吉さんが誘拐されたニャ!」
「ハミィ、何ですって?」響さん、驚く。
「音吉さんて、今しがた調べの館であったばかりなのに?」
奏さんも続く。
「犯人は、ドップラー軍団のドップラー総統ニャ。
奴もパイプオルガン奏者だけど。腕は良いけど心が
ねじくれてるから、最悪の不幸のメロディーを奏でる者として、
マイナーランドでは最高の客賓として、いつか召喚するとか
いう位、いわく在る奴ニャ。」
ハミィさん、泣きそうになりつつも説明。
「あいつに攫われたら、青い鉄仮面を被せられて、全ての
過去の記憶を奪いとられるニャ!おまけに死ぬまで脳波
コントロールされて、操り人形にされてしまうニャ!
音吉さんがそんなことになったら、世界は悲しみのメロディー
どころじゃなくなるニャ!」
「青い鉄仮面?まるで花咲さんが言っていた
『デザトリアンに操られた月影博士』じゃないのそれ?」
響さんツッコミ。なるほど、これだけではまるっと同じw。
「どっちにしても、音吉さんの音が不幸のメロディーに
なったら、私達の手に負えなくなるわ。」奏さん、冷静な判断。
「絶対に許せない!」二人、ユニゾン。
「音吉さんを、助けなきゃ!」
レッツ、プリキュア・モジュレーション!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ドップラー総統!音吉さんを帰して貰うわよ!」
「自分の腕前を棚に上げて、才能のある人を陥れる
なんて、絶対に許せない!」
いつもの口上。気合入ってますw。
「なーに甘ちゃん言ってるのwww。目の前のたんこぶは
落とすのが当たり前ってもんでしょ?」
「セイレーン!どうしてここに?」
「ドップラー総統閣下は、いずれメフィスト様が応援協力
要請を考えてらしたほどのお方。我々が力を貸すのは
当たり前ってもんでしょう?」
逆に使い棄てられるとは考えてない、さすが(ry)。
「とにかく、音吉は帰すわけに行かないから!
出よ、ネガトーン!!」
…今回は、フツーに「メカサタン」にマイナー音符搭載
バージョン。もしかしたら、通常よりパワーダウンしてる
かもしれず。(おい)
「あの連中に任せておいて、大丈夫ですかね、総統閣下?」
ヘチ副総統が、何やら不安げに上司に尋ねる。見掛けはアレだが、
彼は軍団一の常識人でもあるゆえに。
「あんなチャラチャラしたなりの小娘共相手に、我が軍団が
貴重な時間と戦力を割くというのかね?どうやら奴らと既知の
模様でもあるし、猫どもに相手させておくのが良かろう。」
総統、こともなげに言ってのける。
「一応、三顧の礼をもってやってきた相手ですが?」
ヘチ、再度尋ねる。ああ、またいつもの悪い癖が始まったと
半ば諦めながら。
「あいつらが小娘どもを始末できたら、そのときに使い道を
考えればいいだろう?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
実は、素体となったのは、いつぞやの対ダンガードA戦にて
スクラップとなったもの。パイロットは無事脱出したものの、
機体自体は大破されて。そういう意味では立派に
「不幸のシンボル」ではあったものだから、
結構強い、というか、かなり苦戦。そりゃそーだ。
もともと巨大ロボット戦用に特化してるのだから。
いろんな意味で「動機付けが弱い」といわれている
スイートさんたち(おい)が適うべくもなく。
「おーほほほ!いい気味!今度こそ、プリキュアの
最後よ!」セイレーンさん、いつもより3倍テンションハイw。
「もう、ダメかな、私達…。せっかく、ミューズに頼らなくても
いいくらい強くなっていたのに…。」メロさん、弱気。
「ダメよ、メロディ。諦めちゃ!」リズさん、叱咤激励。
さすが百合夫婦(おい)。
「そう、諦めてはいけないドド!」くどまゆさんの声が!
そこには、キュアミューズの華麗な勇姿が!」
「仮面をつけていても、心が変わるわけではないドド!」
くどまゆさん、絶好調w。
ミューズさん、虹色の鍵盤攻撃!メカサタンに致命的ダメージ!
「今だドド!」…くどまゆさんw。
「プリキュア・クロスロッド!」
「プリキュア・ミュージックロンド・スーパーカルテット !」
「せーの!フィナーレ!」
爆散する、もとい浄化されるメカサタン。というか、スクラップ
だけど;。
「そうだ、音吉さんは?」響さん、我に帰る。
「あ、そういえば、探さなきゃ…あ、音吉さん?」
そこには、いつもと変わらぬ音吉さんの姿が。
「無事だったんですね!」駆け寄る二人。
「ああ、あんな奴らに負けはせんよ。」
実際、音吉さんは強かったw。
従うふりをしつつも、総統のパイプオルガンの部屋を
確かめた上で、配下のものたちをなぎ倒して逃走。
部屋に篭り、パイプオルガンを奏で始めたら。
さすが、幸福のメロディーの奏者。軍団全員が聞きほれた。
…ただ一人、ドップラー総統閣下を除いては。
「止めて弾かないで脳が壊れる!」こう叫んだかどうかは
分からないが、とにかく苦しみもがいてのた打ち回っていたという;。
さすが(ry)というか何と言うか;。
とにかく、基地全体を壊滅状態に追い込んだ上で、
楽々と敵陣脱出に成功した、というのが真相らしい。
でも、そんなことは一切気にしないのがひびかなさんのいいところw。
「さあ、帰りましょう。皆待ってるから!」
夕日の時間。明日も元気で。
(END)
勢いで書いてしまいました;。とにかく音吉さん
無双、ということで。パイプオルガン奏者繋がりで、
ドップラー総統にお出ましいただいた次第ですが。
何気に話につじつまあっってしまうのが凄いというか
何と言うか;。そういえば、「向う」には、「こちら」
で言うところの「幸福のメロディー」を「トランペット」で
奏でる勝者がw。(本人自覚して無いし)本編でも
異星人の綺麗なお姉さんを落してますが(こらまて)。
もしかしたら、そのあたりのネタができればいいかな、
と思いつつ。

最近のコメント