レディースデイ+祝日のWコンボの中、観て来ました。
普通に家族連れが多かったです。自分の娘も入れて、
普通に小さい女の子さんが多かったのが、当たり前と
言えばそうなんですが。
劇場版的には「5」の「鏡の国」からの付き合いなのですが、
今回は色々と「毛色が変わった」ものでした。
まず、
・異世界の住人と、異世界でバトル
がデフォだったのが、
・通りすがりの異世界の住人と、現実世界の都市で
バトル。
だとか、
・プリキュアさんたちの視点の物語 から
・ゲスト視点の物語 がメインだったとか、
(つまりプリキュアさんたちは狂言回し)
・敵役、は殲滅 だったのが、
・敵役 は浄化、生き永らえた
とか。
・各プリキュアさんたちのバトルシーン有り が
なんとなく分かりづらくなっている、とか。
花の都、なのになんで「花」がないんですか?
と逆切れして街中を無謀にも徘徊しだした花咲さんの
前に、屋根から男の子が降ってきたw。彼が今回の
メインの一人・オリヴィエなのですが。
(彼の心の花・金木犀の仏語がオリヴィエ~とか
言うらしい。)
サラマンダー男爵。元砂漠の使徒。400年前に
「こころの大樹」プリキュアの初代・キュアアンジェに
よって封印される。そのとき、彼の力の元は粉々にされ、
世界各地にばら撒かれたそうな。
モン・サン・ミッシェルにて。彼の呼びかけに応えて
封印を解いてくれた少年が居た。
「パパとママが欲しい。」
「俺にも居ないんだけどな…一緒に探すか。」
ちなみにオリヴィエは大谷さんで、男爵は藤原氏。
…嵌り過ぎだろ、これ;。
こうして、旅の間に男爵に「狼男」にされたりしたものの、
二人はいつしか「擬似父子関係」に。
そして、自分達「異質なもの」を受け入れない世界を
「破壊」したがっている男爵を、どうにかして止めさせたい、
というのが、彼らの事情。
そういえば、プリキュアさんたちは、自分達の事情を
オリヴィエに話してますが、オリヴィエ自らは話してない。
彼女らが事情を知るのは、月影さんが男爵と拳で語り合った
後。(おい)見てる側からは分かるけど、果たして中の人的には
把握できてるのか否か。
それでも、「できる事はあるはず。」と果敢に働きかける
ハートキャッチな皆さん。それに対して、
「今度のプリキュアはおせっかいだな。」とつぶやく男爵。
…でも、決して嫌がってない。
(こういうところが、藤原氏の神演技なんだってば)
偶然にも、プリキュアさんたちの、オリヴィエに対する
態度が、「お母さんにも色々居るんだよ」テンプレとなった
らしく。特に花咲さん。普通、あれだけハグされたら、
大抵の男子は勘違いする。
「当たり構わずフラグ立て」主人公、というのは過去にも
居ましたが(おい)、彼女もそれに近いもよう;。
男爵の野望。それは、ルー・ガルー=オリヴィエを「狼男化」
させて、世界の破壊を成し遂げようと。しかし、ブロッサムさんの
「捨て身のハグ」により、阻止される。かくして、
「もう、あんまり時間はないんだよ。」400年の時間はシビア。
物理的に劣化させるには十分な時間。
男爵、文字通り「サラマンダー」=火竜へと闇変貌。もはや
これまで、と思ったそのとき。
「思いの強さが、プリキュアの力!」
「皆、プリキュアに力を!」
本来なら、お約束のライトタイムなのですが、今回は
冒頭の「お約束」がないため、タイミングが図りづらい。
応援タイム自体、短かった気もしますが。
高額販促商品、発動。(おい)
テレビで先に見ているので、例の巨女さんwには
驚きませんでしたが。
「鉄拳制裁」も大概でしたが、「高圧握殺」(こら)も
十分に恐怖に値するような;。
(絵的には、アテナの正義の鉄拳、に見えなくも;)
結果。
サラマンダーは退治しましたが、男爵は生存。
涙するオリヴィエ。きっと嬉し涙でしょう。
「プリキュア…今度は必ず」この台詞ですら、
何気に嬉しそうに聴こえる;。藤原氏、すごいよ;。
「また、旅にでよう。『お父さん』」
こうして、血の繋がりはないけれども、「父と子」の
絆は改めて繋がりましたとさ。
EDはファッションショー本番。そういえば、もしかしたら
今回は余り「殴り合い」をしてない気が。月光さんの
パートで随分格闘してましたが、後の皆さんは余り
必殺技で殲滅、をしてないし。
血の繋がりのない、「義理の」父親と息子の話。
かつて、昔の作品にもありました。こちらは
「世界を我が物にしようという野望」を抱いた父親と、
「父親が欲しい」がため、何の疑いもなく加担した息子。
息子は「敵対する組織」との戦闘の中で、自分たちの過去の
仕業に疑問を持つようになり、「父」に考えを改めるよう
進言しましたが、聞き入れられず。それどころか、彼の
醜い本性を垣間見た息子は、自らの手で全て精算。自身も
生死不明となる、といったもの。
男爵とオリヴィエは、彼らと対を成すような気が。
時代の流れ、かも知れませんが、「粛清」ではなく、
「浄化」というか。選択肢は一つではない、という
可能性の含みもありますが。
いずれにせよ、
「通りすがりの異邦人」に対して、これまた
「通りすがりのプリキュア」を通した
「ハートキャッチ」。子ども的には結構難しかった
かな、とは思いました。
大人的には十分、いい作品ではあるんですけどね。
そういえば、男爵の設定には、「岩窟王」テイストも
含まれて居るとか。…エドモン・ダンテスですねw。
そういえば、あの方もモデルが一緒だったようなw。
ということで、このあたりのネタ話はいずれまた。
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