先日を持って、全50話にて無事終了した「フレプリ」ですが、
まずは「おめでとう、ご苦労様、ありがとう」でありました。
思えば、ちょうど一年前のこと。
「お披露目イベント」にて先行上映された第一話を見ての
感想が、
「…敵役さんが『メカサタン』www」でありました(おい)。
ちなみに、これはかつて70年代後半、プリキュアさんと
同じく「東映アニメーション日曜販促枠」作品であった
「惑星ロボ・ダンガードA」と言う作品のいわゆる
「敵メカ」さんたちの総称。たまたまこの時期に、個人的に
この作品のレビューをやってたからでもあったのですが、
「何故、女児向け販促作品なのに、古の70年代ロボアニメの
テイストが感じられてしまうのか?」疑問でもありました。
ラビリンスの設定とか、当時から感じられていた、
イースさんの
「いづれ寝返りそうな敵役美少女」ぶりなど、そこかしこに。
その後登場した「ラビリンス」の人たちの制服が、いかにも
「ドップラー軍団」のそれに結構テイストが近かったのも、
あながち偶然ではなかったような。
そして、初期に見られた「SF的展開」もさることながら、
イースさんからパッションさんへいたる時期から色濃くなってきた
いわゆる「少年漫画の文法」に乗っ取った漢前な展開。
この時点で確信しました。
「フレッシュさんは、どうやらプリキュア、という枠の中で
かつての王道を走ろうとしているのでは?」
ピーチさんたちプリキュアのデザインが、今までのそれより
過剰にコケティッシュであり、プロポーションもグラマラスに
なったのは、恐らく時代錯誤とも言えるくらいの漢前振りを
フェイクするためのものであった
とすれば。なんだか納得がいくような。
今までの女児ものには、恋愛要素は不可欠。けれども、
「プリキュア」シリーズでは、敢て排除していることもあり、
ここでスタッフは「果敢なる挑戦」に踏み切ったとか。
(まあ、これも後からの話になりますが)
往年の『少年ジャンプ』もかくや、と言うくらいの
「正義・勇気・友情」ストーリー。だからピーチさんは
あんなに男前(おい)。
そんなこんなで、レビューしている際も引き合いに出す
ネタがやたらと特撮もしくは往年のロボットアニメwな
ブロガーさんが多かったような気がします。
自分にいたっては、それこそ前述の「ダンガードA」を
筆頭に、まさかの「ヤマト」まで引き合いにしたぐらい;。
過去、先輩プリキュアさんたちの敵は、謎生物達の国を
滅ぼした悪者であり、抽象概念が具現化したような皆さん
でもありました。
しかし、フレプリさんたちの場合は。
タルトさんたちのスイーツ王国は、狙われてなく。
もしかしたらシフォンの故郷が(ry)、でも解らない。
この時点で、既に一線を画しており。
メビウスさんにいたっては、
「暴走したサーバーの意思」が正体だった、という。
しかも狙われていたのは、ラブさんたちのいる世界。
つまり最初から、バトルの起点が違っていたわけです。
そりゃ、展開も変わってくる罠。
しかも、
メビウスもプリキュアさんたちも、
「幸せ」を求めるために戦っていた。たまたま「幸せ」の
中身が違っていただけで。
…まるで「惑星プロメテに移住する」と言う共通目的であるにも
関わらず、「選ばれたエリート」だけなのかそうでないのかで
最後まで闘争し続けた「ジャスダム」チームと「ドップラー軍団」
のごとく。
エリートだけが生きることを許された世界。そこには失敗も
間違いもない、「安全な」未来があるのでしょう。しかし、
そうでない人たちは?失敗もするし、間違う事だって
あるでしょう。危険な目にあうこともある。でも、そうやって
迷いながらもたどりついた「幸せ」は、喜びもひとしお。
間違えれば、やり直せば良い。
倒れたら、立ち上がれば良い。
自分の手で、幸せを選びたい。一人だけではなく、周りの
大事な人たち皆で。
最終テーマは、偶然にもかなり近いものと感じました。
>フレプリとダンガード。(コラ待て;)
で、どちらが解りやすかったかといえば。
フレプリさんかな。
ダンガードでは。上記のことに気がついたらしいトニー・ハーケンが
「最後まで執着を棄てなかった」ドップラー総統を手にかけて。
自分も生死不明になる、と言う感じではありました。組織的には
自爆と言ってもいいような。
かつてのロボットアニメでは、救済し切れなかった伏線を、
フレプリでは、見事にすくい取った。これは大きな成果だと
思います。
こういうことが出来るのも、いろんな意味で歴史のある
東アニの強みかと。伊達に一年枠・ファミリー対象・
販促枠をこなしてはいない。(おい)
何気に過去ネタ出てきたのは、単に偶然ではなかった、と
言うことを述べたかっただけですが、結構長くなりました。
本当に、ありがとう、です。
さて。
何故この時期に「ダンガードA」見直したかと言うと。
実は「キャシャーンSins」の絵柄が余りにも荒姫テイスト
というより、キャシャーンが星矢にそっくりだったのがきっかけ
でした。
(すぐに馬越さん、と言うのはわかりましたけれども)
で。馬越さんは、荒木さん姫野さんリスペクトされておられる
と噂にお聞きしたりしてw。
なので、今度の「ハートキャッチ」さんはとても楽しみですw。
(落ち着くところはここ)

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