空中ブランコ#11.(最終回)
「カナリア」
あけましておめでとうございます。
年末進行で遅れましたが、まずは最終回レビュー。
時間軸としては、この作品。
「あの話」と「この話」が同時進行、みたいなのが
多かったことが、ラスト近くで判明。なので、いつぞやの
ケータイ依存症の高校生君の話の裏で、そのお父さんの
話もあった、という。
考えてみれば、現実はそういうものなのですが、いかんせん
物語的には
「一本の道筋」しか進んでないように錯覚してしまいがちで。
お父さん役の中の人が古谷徹氏。
息子役の中の人が入野自由君。あーそんなものになるかな、
と改めて実感;。
しかも。
今までの「患者」さんたちと違い、「症例」が該当しない。
伊良部先生いわく。
「こういう自覚のない、普通の人が一番怖いんだよね。」
実際、息子はケータイ依存症で。
妻は一人っきりで全てを抱え込んで。
で、ご本人は。
「仕事して何が悪いんだよ!家庭なんか要らない!」
と叫ぶ。
「カナリアって、弱いから、周囲の変化に敏感なんだよね。」
息子君は、カナリアだった。
それに気づかないと。
でも、こういう家庭は結構当たり前にいるから。だからなおさら、
「カナリア」がいないと分からないんですが。
さて、いろいろと前衛的な試みがされていたこの作品ですが。
三ツ矢氏の怪演?もさることながら。
こういう「毛色」なものを「東映アニメーション」という
老舗が作れるんだ、という事実を評価するべきかと思いました。
まだまだここは計り知れない底力があります。「老舗」は伊達じゃない。
そして、ほかの方も書かれてますが、電気グルーヴの「シャングリ・ラ」が
EDであること。いろんな意味で「冒険」でした。これを聞きたいがために
本編見てましたし。
いろんな意味で「百聞は一見にしかず」でした。いや、良い意味で
裏切られましたw。
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