東京マグニチュード8.0#11.(最終回)
「悠貴へ…」
既に放送された地域も多い中、関西地上波ではやっと。
弟は死んでしまった。帰って来ない。
その事実を認めはしたものの、なかなか受け入れられない
未来。本当はご両親(特にお母さん)のほうがつらいはずなのですが、
表に出されないところが大人、というか。
真理さん来訪。悠貴の形見であるリュックサックを持ってきて
下さった。
その中には、未来が捨てたケータイ。拾って、持っていてくれた
らしい。
そこには、姉、未来への「思い」が。
今は「遺書」になってしまいましたが。
この作品は、「震災がテーマ」というよりも、
「大事な人が亡くなった、という事実をどう乗り越えて
いくのか」がテーマだった気がします。
ある日、突然、理不尽に、ありえない人が。
つまり、それだけ「乗り越えるのが困難」なシチュエーションで。
その観点で行くと、
「子供が年老いた親を看取る。」よりも
「まだ幼い子供が天変地異で」命を落とした場合のほうが、
より説得力があるように。
経験を経て心が強くなった大人よりも、まだまだこれからな
思春期の少年少女が当事者であれば、よりいっそう心の軌跡は
深いわけで。
だから、最初はわがままでまだまだ「お子ちゃま」だった
未来がこの試練を乗り越えることに意義があるように思いました。
回想シーン。
弟が生まれたときから今までの記憶。そして、これから経験
するはずだったであろう、いろいろなこと。
そして。
いつかは自分と同じように、大人になるはずだった弟。
だから。
悠貴を、忘れない。
未来がここに帰着するまでの成長の物語だったと。
残念ながら、「地震もの」的にはテーマがぼやけた感がします。
なので、これはいわゆる
「喪ーING」ストーリーだったと解釈します。
作品的には、質の良いものだったと思います。
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悠貴くんがいない(ノ_・。)
未来1人の絵はつらいなあ…
なかなか家へ向かえない未来を励ます悠貴くんの思念。
魂になってもお姉ちゃんを思って…うりゅうりゅうりゅ(ノДT)
…この時点で悠貴くんの手が半透明になってたり、影がなかったりとつらい描写の連続。
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1話から見ていたので、ちょっとした事でいらっとしちゃう未来ちゃんが途中から、人の事を考えて行動していく姿を見て成長したなあ・・と思いました。個人的に、ボランティア活動をするおじいちゃんと子供の死を受けいれられないおばあちゃんに会った辺りで、二人の心に変化が出たんじゃないかなと思います。
地震のテーマは確かに薄れてましたよね。パニック映画みたくずっと先が見えなかったり、食料を奪い合う・・・とか色々な方向に出来たと思いますけど、成長する姿をこう見れただけで満足でした。
投稿: かなべえ | 2009年10月 2日 (金) 20時46分
レビューは休みが入りましたが(おい)、一応全話みてました。
はじめは未来がうざかったです;はい。それと、ロボオタ少年ケント君も。
でも、「パニック」物としてはさまざまな作品が先にあるだけに、こういった
「心の乗り越え方」をテーマに持ってきたのもありだったかな、と。
投稿: 由維 | 2009年10月 2日 (金) 22時33分
すみません、場違いですが署名サイトで行っている神谷さん降板反対の署名活動のお願いです。
ご迷惑でしたらこのまま破棄をお願いします。
ttp://www.shomei.tv/project-1303.html
でファンサイト「毛利小五郎探偵事務所」さんを中心に署名活動を行っています。
URLに直接繋ぎたくないとお思いの場合には「署名TV」「毛利小五郎探偵事務所」のどちらかを検索していただけたら神谷さんの署名サイトへいけるようになっていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
突然このようメール失礼しました。
投稿: つばさ | 2009年10月14日 (水) 20時16分
このレビューでのコメントとしては、確かに場違いですねw。
このブログのインデックス見ていただけたらわかりますが、神谷氏関連の記事も結構書いてますので、そちらにコメント投げていただければよいかと。
そのものずばりの記事もどうやら閲覧1位みたいなので、そちらならたくさんの人たちに活動知ってもらえると思うのですが。
投稿: 由維 | 2009年10月14日 (水) 21時17分