「せつなとラブ あなたがイースなの?」
「代わりはいくらでもいる。」@メビウス総統。
「私の代わりはいくらでもいるから。」はかの綾波嬢。一瞬、
トレンドにあわせたのかと思いましたが(おい)。
ちょっと古い話になりますが。
そういえば、綾波さんのこの自虐的名台詞が世に出る以前は、
メビウス様みたいな方は、こうやって部下を普通に使い棄てておられました。
例えばオレアナ様@コン・バトラーVとか。
唯一?に近い例外は、
トニー・ハーケン@惑星ロボ・ダンガードAくらいでしょうか。彼はドップラー総統に
それこそ「秘蔵っ子」として育てられて、彼自身もまた総統閣下を絶対的存在
として慕っており。
イースさんも、トニーのようになりたかったんだろう、と思いました。
でも、ならなくてよかったと思うんですよ。いろんな意味で。
(ちなみに、「ダンガードA 感想」でググると、上位にうちの旧ブログが
あがってます;詳しくはそちらで見てくださると嬉しかったり。)
おきて破りのネタ晴らしなラブさんたち。
相変わらず、4人目がミユキさん、と決め付けてるタルトw。
ミユキさんはミユキさんで、ダンスの練習を休みましょう、と。
事情がわかった以上、無理させるわけには行かないし。
大会も延期になったことだし。さすがプロです。分かっている。
これにはラブさんも従うことにして。
一方、イースさんはもう限界。チケットもあと一枚。
そんな時、総統閣下からのお使いが。
「無事にプリキュアを倒せたら、総統に合わせて欲しい。」
イースさん、必死の空元気。ではなく。
これが彼女を今支えているもの。
しかし現実は、冒頭のとおり。
で、しつこくもミユキさん=4人目、と信じて疑わないタルトたち
一同。
「ピンチになれば、アカルンが現われて(ry)」ということで、
あえてミユキさんをおとりにすることに。
「トリニティ」のライブ会場。3人はボディガード。
(ラブさんはここでもお約束してくれますw)
そこに乗り込む「せつな」。
「光」を追い求めて周囲をかき分けて走る姿は、いつしか
「メビウス様、私を見て!」と叫ぶ姿に重なって。
確かに、「ラビリンス」は誰もが「同じ」に見えますね。この中から
「特別に」見つけてもらうなんてことは不可能でしょ。
差し伸べた手は届かないし、声も聞こえてないし。
でも、彼女は叫ぶ。
「我が名はイース、メビウス様が僕…」
あくまで、自分に言い聞かせているだけ。
「僕」=「その他大勢の中の一人」であることに最後まで気づかない。
最後のチケット、使います。
ナケサケーベ、登場。しかし、イースさんはもうずたぼろ。
実は今回の作画、かなり「少年漫画」っぽいアングルが多かった気が
します。普通、女児向けヒロインものではあくまでも
「綺麗に、可愛らしく」ということで、一定のライン以上は
表情を崩さないものでしたが。
崩すなあ。それだけイースさんが切羽詰ってることを言いたいんでしょうが。
このあたりに、スタッフの心意気をみました。(おい)
ところが、「何か違う」のに気づいたのは、視聴者だけでなくて。
ピーチさんもまた。
見上げるイースさんを覆い尽くすようにかぶる、両手を広げた
ピーチさんの影。「天使降臨」他のブロガー様達も指摘しておられました。
こういうところが、「東映」なんだな。さすがというか。
ナキサケーべの意匠=すなわちイースの心情、と見切るところが
さすがのメインヒロイン様。
「離さないよ」
「あたしすっごく怒ってるんだからね」
「こんなの絶対に許せない」
「でも貴女が泣いているから!」
ここまで一気にまくし立てるピーチさん。男前www。なにやら
「洗脳されたヒロインを救い出すヒーロー」そのもののような。
「泣いているじゃない」
「あれは貴女自身でしょ。貴女の心が泣き叫んでるんでしょ!」
これがヒーローの台詞だったら間違いなくフラグ完了レベルです。
惚れなくてどーする。
たった一人で、「愛の力」でナキサケーベを退治したピーチさん。
しかし、こちらは女子同士。まだ僅かばかりのプライドが
話をややこしくする。(おい)
今度は「せつな」に変身してみる。まだそれだけの力はあったんだ。
その思うところは?
かの「ラッキークローバー」を踏み潰してみる。
「あなたの大事なせつなは私が化けてたの。せつななんて何処にも
いないのよ?だからこんなもの、要らないの!」
と、ピーチ=ラブの心を少しでもへし折りたかったんでしょう。
でも、実際は。
砕いたのは、自分の心。
だったかもしれない。
しかし引っ張るな~敵だったキャラが仲間になる、というのは
ジャンプ展開ではお約束なのですが(おい)、少女ものでは結構
難しいとは思います。
そのために、敵:イースのほかに、友人:せつな という
「中間体」を設定して、こちらとは友達だから、「あちら」とも
心が通い合う術がある、と言う誘導をしてるのかな、と思いました。
密かにせつな=自分とは敵対する、と直感した青い人は何気に
凄いかも。
追記。
プリキュアさんは、もはや超美少女ヒーロー。会場にいた皆さんは、
「すわ!トリニティとプリキュアのコラボ!?」などと不謹慎にも
wktkされたに違いないwww。まるで次回のディケイドの如く。

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